POPで費用対効果を上げる｜産後ケアに力を入れている接骨院の活用事例

ポスティングを行う際やみくもに実施しても、期待する反響が得られる可能性は未知数です。そのため効果のあるポスティングを実施するには、どの地域に何枚くらい、いくらの経費をかけて実施するのかと配布計画を立てることが重要となります。

しかしどの地域にどのくらい配布することが適切なのか、自ら配布計画を立てるのを難しいと考えの方も多いのではないでしょうか。

この記事では実際にPOP(ポスティング・オリコミ・プランナー)を活用し、計画的に配布することで広告経費を抑え費用対効果をアップさせた接骨院の事例を紹介しています。またPOPの特徴的な機能についても解説しています。

1.産後ケアに力を入れている接骨院のPOP活用事例

同業他者の方から「広告のことで相談にのって欲しい方がいる」と連絡を受け、接骨院A様をご紹介いただきました。お話としては、従来のチラシ広告の費用が経費を圧迫して困っているというもの。課題の原因はチラシの配布方法にあるようでした。そこで、ターゲットを絞ってポスティングができるPOPを一度ご利用いただきました。

▼ポスティング・オリコミ・プランナー（POP）でできること

今回は広告経費削減に関してお悩みがあった接骨院A様がPOPを活用してどのように課題を解消できたのかご紹介します。

接骨院A様について

静岡県内で20年を越える施術実績があり、患者様の症状の根本原因を徹底的に追及し、最善の治療法を提案するスタイルが多くの方から支持され、店舗数を10店舗まで伸ばしています。腰痛治療や交通事故治療の評価が高いだけではなく、近年力を入れている産後ケア(骨盤矯正)も多くの方から高い評価を得ています。

▼POP導入企業情報

課題｜広告経費を抑えたい

今回の接骨院A様では、新規顧客を獲得する必要があるものの、広告費が増大し経費を圧迫するという課題がありました。元々は、新規顧客獲得のためにチラシ広告を定期的に実施し、一定の効果を得ていました。その一方で、店舗数の増加に伴いチラシの印刷・配布部数も増え、経費を圧迫。経費の抑制と新規顧客獲得を両方実現できる方法がないかとお悩みになっていました。

▼接骨院担当者の声

そこで、課題解消のために、1回のポスティングで獲得できる新規顧客の数を10人のまま据え置きし、1人獲得あたりの広告費用を5千円以下に抑え、広告経費の20%削減を目標と設定しました。

▼チラシ広告の課題改善目標

POPサービスの活用事例

最初のヒアリングの時点で設定した改善目標をクリアするためには、ターゲットを絞ってポスティングできるPOPが有効だと判断しました。通常の全戸配布と異なり、ターゲットとして設定した世帯が多く居住する地域に配布割合を集中させることで、ムダな配布を省くことができます。全戸配布と同等の効果を得つつ、配布部数を削減できるので、効率良く集客効果を高められる点に興味を持っていただき、POPをご利用いただくことになりました。

ただし、POPを利用するにあたっては、適切な部数を割り出すために抽出したい属性・条件の設定。実際に接骨院Aのご担当者様には、「新規顧客として想定している人物像」を考えていただきました。

今回は、新規顧客の中でも力を入れている産後ケアの接骨サービス利用を増やしたいとお考えでした。そこで出産後3カ月から5年位の方をターゲットとして設定しました。さらに配布先の対象を産後ケアの需要の可能性がある世帯とするため、属性・条件を数年以内に産婦人科を利用した世帯を抽出できる「サービス支出_出産入院料」としました。

▼接骨院A様で実際に抽出した配布属性・条件

ここからは、実際に決めたターゲットや属性条件を用いてPOPサービスの利用手順をご紹介します。

■ステップ1：ターゲット属性を設定

POP(ポスティング・オリコミ・プランナー)の利用ページはこちらからご確認いただけます。

まず属性を設定します。抽出できる属性は250以上にのぼり、ターゲットの属性にぴったりのものをお選びいただけます。ターゲットの属性に最もマッチしたものを探すのがポイントです。

今回は、出産後3カ月～5年位の方をターゲットとして、配布対象の属性を「サービス支出_出産入院料」としました。属性指定をすることにより、配布エリアをターゲットが居住する比率が高い地域に絞り込めるため、ムダな配布を省くことができます。

■ステップ2：配布プランを自動生成

次に印刷の有無とポスティングを選択し配布日や用紙サイズ、配布する地域の中心点(店舗住所など)を決定すれば配布プランが作成されます。

今回は産後ケアのための接骨サービスとなるので、出産を終えられた方をターゲットとしています。現在、国内における出産の平均年齢が30歳となっており、30代の新聞購読率は30%程度と低いので、新聞折込よりも効果が見込めるポスティングを選択いただきました。

また配布地域の中心点となる住所を入力することで、その地点を中心に同心円が形成されます。その半径距離を変更することで配布エリアの拡大縮小が視覚的に確認でき、あわせて配布部数変動に伴うポスティング費用の増減も確認できます。

今回の配布エリアは従来と同様に店舗を中心に1km圏内としました。一般的に接骨院や整体院を選ぶ一番の理由として「通いやすさ」が挙げられるため、徒歩でも定期的に通院可能な距離を設定しました。また、これまでの全戸配布のポスティングと効果を比較するためという理由もあります。

 ■ステップ3：配布プランの最終調整

予算に応じて配布地域や部数を微調整し、これまでのステップで指定した条件で配布を実施する場合は注文をクリックいただきます。配布地域の設定には範囲指定と丁目指定から選択でき、より細かい地域設定をご希望であれば丁目指定から設定されると良いでしょう。部数調整は50部単位でできるので金額ベースのプランニングがしやすく、誰でも簡単に使うことができます。

POP導入により広告経費が1人あたり27.6%のコストダウン

接骨院A様が挙げていた「広告経費を抑えたい」という課題がどのように改善されたのか、従来の「属性指定なし」で配布した場合とPOP活用により「属性指定あり」で配布した場合の広告経費と顧客獲得数を比較してみました。

▼従来配布とPOP配布の比較表

結果はPOP活用により属性指定して配布したほうが広告経費を抑えながら、同じ水準の新規顧客獲得数を維持できました。「新規顧客獲得1人当たりの広告経費」は目標の5,000円以下をクリアでき、1人あたり27.6%のコストダウンが実現しています。

接骨院Aのご担当者様より、「属性を指定することの重要性を感じた」「ターゲットを絞ることで、効果を維持しつつ広告経費を削減することができると分かった」と好意的な評価をいただきました。

▼チラシ広告の課題改善の2つの目標と結果

今後の展望について

接骨院Aのご担当者様からは、「POPを活用することで、広告効果を維持しつつ広告経費を抑えることができた。定期的なポスティングを考えると、年間での経費削減の金額は想定以上になるので、今後も継続して利用したい。」といった声をいただきました。

接骨院Aでは産後ケアに力を入れる一方で、少子高齢化に向けて、年配向けのサービスも検討されています。その場合でも、今回の産後の方をターゲットとしたプロセスと同じ要領で、配布計画を立てることで、サービスに見合った属性への配布が期待できます。新聞折り込み・ポスティングを実施される際はPOPを活用いただき、広告経費削減の有効な手段としていただきたいです。

2.ポスティング・オリコミ・プランナー（POP）とは？

「ポスティング・オリコミ・プランナー（POP）」とは、Web広告のように「こんな人に配りたい」といったターゲティングの要素を配布計画に取り入れ、Web上で簡単にポスティングや新聞折り込みを発注できるサービスです。

POPには【属性を絞り込んで広告効率が見込める】【若年層向けターゲティングが可能】【いつでもWebプランニング】といった3つの特徴があります。下記バナーからPOPを利用できるページをご確認いただけますので、ぜひ実際に操作してみてください。