「新規で生徒を募集したいが、本当に応募はくるの?」「どんなデザイン・内容を載せたら生徒は集まるの?」「たくさんの生徒を集めたいがチラシの作成方法が分からない」といった悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
そんな方のためにこの記事では、業種別の生徒募集チラシを3つご用意しました。また生徒募集チラシのデザインや掲載内容の作成方法、ポイントをまとめています。無料でダウンロードできるテンプレートサイトも2つご紹介します。さらに募集が増えるチラシの作成ポイントを7つ解説しています。
1.【無料テンプレート】生徒募集用チラシ3選
生徒募集用チラシは、ターゲットが受講・入会するか決めるのに大きな役割を果たします。ここではピアノ教室、英語教室、学習塾の生徒募集用で使える無料テンプレートを用意し、それぞれの活用シーンや注意点をご紹介していきます。
・英語教室
・学習塾
ピアノ教室
ピアノ教室の生徒募集チラシには見やすくするためのポイントがあり、それらを押さえているテンプレートをうまく活用しましょう。無料でダウンロードできるテンプレートを作成したので、ぜひ活用ください。
▼ピアノ教室生徒募集用チラシのテンプレート
※画像をクリックしてダウンロードしてください。
このチラシのポイントは、レッスンの楽しさが伝わるようにピアノを弾く笑顔の写真が載っている点です。また、ピアノ初心者の多い幼稚園児や小学校低学年をターゲットとした写真が使用されている点や、他の教室との違いが読み手に伝わるように「教室が選ばれる理由」が記載されている点もポイントです。
ピアノ教室の生徒募集チラシで効果を出すためには、楽しい風景をイメージさせ初めてでも安心してレッスンできるように促すことが必要です。デザインは全体的にカラフルにすると明るく元気なイメージを与えることができます。また講師の写真と情報も載せることで事前に講師の人物像も分かり安心感が増します。
英語教室
英語教室の生徒募集チラシには見やすくするためのポイントがあり、それらを押さえているテンプレートをうまく活用しましょう。無料でダウンロードできるテンプレートを作成したので、ぜひ活用ください。
▼英語教室生徒募集用チラシのテンプレート
※画像をクリックしてダウンロードしてください。
このテンプレートのポイントは、子どもたちが楽しくレッスンを受ける風景とレッスンの特徴が載っている点です。対象コース・時間・回数・月謝も見やすく記載されています。
英語教室の生徒募集チラシは、ターゲットに「難しくなさそう、楽しそうだ」というイメージをもってもらうことが重要です。したがって楽しそうな授業風景の写真を多く載せましょう。あとはレッスンの特徴、コースや時間、月謝を明確にして親子で話し合い納得して通えるようにしましょう。
学習塾
学習塾の生徒募集チラシには見やすくするためのポイントがあり、それらを押さえているテンプレートをうまく活用しましょう。無料でダウンロードできるテンプレートを作成したので、ぜひ活用ください。
▼学習塾生徒募集用チラシのテンプレート
※画像をクリックしてダウンロードしてください。
このテンプレートのポイントは、学習指導内容を記載して読み手が自分に合った指導内容か確認できるようになっている点です。また、デザイン構成は「飛躍する、伸びる、アップする」といった成功をイメージさせるものになっています。
学習塾の生徒募集チラシは、まず指導内容を明確にしましょう。ほかの塾と違う点や自身の塾ならではの指導内容などを記載しアピールします。そうすることで「その指導方法は自分に合っているな」「ここの塾で学ぼう」と意識が向きやすくなります。あとは上昇する写真や文言を使い成績アップのイメージをつけます。そして大事なのが実際の体験談です。生徒の実体験や実際の成績アップ結果を記載し「ここに通えばこんなに成績が上がる」「実績のある塾だから間違いない」といったように入塾意欲をアップさせましょう。
※学習塾チラシの作成方法については「塾のチラシのテンプレート3選|生徒数アップにつながるチラシの作り方も」で詳しく解説しています。
【コラム】ダウンロードできるテンプレサイト集
生徒募集用チラシのテンプレートが見つかるサイトを2つご紹介します。テンプレートを活用すれば費用と時間を削減しチラシを作成することができます。
▼生徒募集チラシのテンプレートサイト
・ラクスル
パワポン
*出典:パワポン|求人、募集でつかえるチラシテンプレート-パワポンbyアスクル(2021年7月20日)
パワポンはPowerPoint形式で作られているテンプレートサイトで、全て無料でダウンロードできます。「求人、募集」での検索結果テンプレート数は225点(2021年7月20日時点)あります。利用するには、アスクルのネット印刷「パプリ」に会員登録(無料)が必要ですが、簡単に本格的なチラシデザインが作成できます。
ラクスル
*出典:ラクスル|チラシ・フライヤーの無料デザインテンプレート|印刷のラクスル|学習塾・教室・生徒募集(2021年7月20日)
ラクスルはテレビCMでも有名なネット印刷業者です。オンライン上でチラシを全て無料で作れるテンプレートサイトになります。「学習塾、教室、生徒募集」での検索結果テンプレート数は55点(2021年7月20日時点)。ただし利用するには、ラクスルでの印刷が条件になります。
2.生徒募集チラシ作成のポイント7つ
ここでは応募が増える生徒募集チラシ作成時のポイントを7つご紹介していきます。
(2)想定している生徒のレベル感を明確にする
(3)ネットでの指名検索の仕掛けを作る
(4)他の教室との指導方針・指導方法の違いを明確にする
(5)体験レッスンの情報を掲載する
(6)講師の経歴や得意分野、授業の雰囲気を詳しく紹介する
(7)受講者の声を入れる
(1)基本情報を漏れなく載せる
生徒募集チラシを作成するにあたり最初のポイントは、基本情報を漏れなく載せることです。基本情報をリストアップし整理してから記載しましょう。ターゲットが求める基本的な情報とは、「レッスンの日程」「レッスン費用」「申し込み方法」「教室の場所」「アクセス案内」「連絡先」などです。
最近ではチラシを見て、ネットから申し込むケースが増えてきています。「連絡先」については最低でも電話・ネットの両方を記載しておきましょう。
基本情報によってターゲットは「自分が通える日程か」「費用感が自分に合っているか」などレッスンに通う自分の姿を考えるため、基本情報は必ず載せましょう。
(2)想定している生徒のレベル感を明確にする
生徒募集チラシの作成ポイントには、想定している生徒のレベル感を明確にすることも挙げられます。例えば英語教室なら「初級中級上級」「小学校〇年生向け」「英検〇級レベル」「TOEIC〇〇〇点以上」などです。多様なレベルに対応している教室の場合は、全て載せましょう。コースやカリキュラムの種類・難易度を明確にすると、実際にターゲットがチラシを読んだときに「このコースなら自分にピッタリだ」と判断できます。
レベル感が曖昧だと、ターゲットは「自分の学びたいことが習得できるのか?」と不安を抱いてしまい敬遠されてしまいますので注意しましょう。
(3)ネットでの指名検索の仕掛けを作る
生徒募集チラシを作るときは、Webで検索してもらうための導線を設けましょう。例えば「英語教室ポピンで検索」のように検索ワードを明確に載せて検索してもらいます。
実際に習い事を始める時にはWebで検索して下調べや比較を行うと思います。このような仕掛けを作らないとせっかくチラシを見てもらったのに、ターゲットが「英語教室」などで検索してしまいライバル社が多く表示されチラシでの宣伝効果が薄れてしまうので注意しましょう。
以下は指名検索の例です。チラシ作成時の参考にしてください。
(4)他の教室との指導方針・指導方法の違いを明確にする
生徒募集チラシのポイントは、自身の教室と他の教室との指導方針・指導方法の違いを明確にすることです。例えば学習塾で言いますと、「完全個別指導」「自主学習+教室指導」「授業をしない塾」「進度に合わせた学習指導」などです。ターゲットがレベルアップの道のりとゴールをイメージできるように指導方針や指導内容を説明しましょう。そうすることでターゲットが自分に合っているかどうかよく考えてもらうことができ、納得して通ってもらえます。
ここを明確にしておかないと入塾や入校に踏み切りづらくなりますし、仮に入会しても指導方針や指導方法が合わないといった理由で辞めてしまう可能性が高まってしまうので注意が必要です。
以下は他の教室との違いを明確にした例です。チラシ作成時の参考にしてください。
(5)体験レッスンの情報を掲載する
生徒募集チラシを作成するときは、体験レッスンの情報を掲載しましょう。そもそも体験レッスンとは、「自分に合っているか」「先生はどんな人か」「上達や習得が本当にできるか」「レッスン内容、雰囲気は良いか」などを判断してもらう材料です。体験レッスンの情報を掲載しない場合、ターゲットが通うのに不安感・抵抗感が生まれ入会候補からはずれてしまいます手軽さや安心感が伝わるような情報を掲載しましょう。
以下は体験レッスン掲載の例です。(3)で紹介した指名検索の仕掛けと共に掲載するのが良いでしょう。チラシ作成時の参考にしてください。
(6)講師の経歴や得意分野、授業の雰囲気を詳しく紹介する
生徒募集チラシの作成ポイントは、講師の経歴や得意分野を掲載し授業の雰囲気を紹介することです。まずは講師の情報を紹介し人物像をイメージしてもらいましょう。そうすることで、講師への信頼感が高まります。次に実際の授業風景を撮影し掲載しましょう。授業風景が載っていると実際の雰囲気が分かり、講師や教室に対する安心感も高まります。
講師の情報や授業風景の写真がないとターゲットは「どんな講師に教わるの?」「実際はどんな雰囲気なの?」といったように不安や疑問を抱いてしまい、受講の敷居を高くしてしまうので注意しましょう。
以下は講師の経歴、授業風景の例です。チラシ作りの参考にしてください。
(7)受講者の声を入れる
生徒募集チラシ作成の最後のポイントは、実際の受講者の声を入れることです。レッスンや授業を受けている生徒に感想を聞きその声を掲載しましょう。いくら教室側が内容や雰囲気を伝えても同じ目線の受講者の声には敵いません。ですから実際の受講者の声を載せ、ターゲットが受講するかどうか決めるための良い判断材料にしましょう。
以下は受講者の声の例です。チラシ作りの参考にしてください。
【コラム】生徒募集チラシの配布計画
集客効果を高めるためには、生徒募集チラシの配布計画にもこだわることがポイントです。エリアやターゲットを絞った配布を計画することで限られた予算で広告の効果アップが見込めるからです。例えばピアノ教室の場合、配布エリアは「楽器の支出金額が多いエリア」「夫婦と18歳未満の子どもから成る世帯が多いエリア」などに、英語教室や学習塾なら「教育支出が多いエリア」「塾、習い事、予備校等の支出が多いエリア」などにし、ターゲットとなる属性が多く居住する地域を狙ってチラシを配布することをおすすめします。
以下は、当社が提供しているポスティング・オリコミ・プランナー(POP)でターゲティング配布計画をした一例です。配布エリア設定を検討する際に参考にしてください。
▼POP(ポスティング・オリコミ・プランナー)プランニング例
ポスティングで港区麻布十番を中心に半径3㎞商圏で設定した場合、配布部数は122,400部になります。「教育支出」で属性を設定すると60,900部に絞ることができます。カテゴリは最大5つまで、配布地域は2~10㎞まで選択が可能です。(2021年7月20日時点)
*参考:ポスティング・オリコミ・プランナー|配布計画
3.まとめ
応募が増える生徒募集チラシを作成するときは、テンプレートの活用が有効です。テンプレートを使用しご紹介した作成時のポイント7つを押さえておけば良いレベルのものを作ることができるでしょう。この記事を参考に生徒募集につなげてください。
なお、この記事では「生徒募集チラシ」に特化したテクニックを中心にご紹介しました。
POPin’では、チラシ広告初心者の方で、もっと概要寄りのデザイン作成やチラシ配布の方法について知りたい方のために、下のような記事を用意しています。ぜひご覧ください。
▼「ポスティング・オリコミ・プランニング・インストラクター」内の初心者向け記事
(1)デザインの一番基本となる、レイアウトの決め方を知る記事
(2)タイトル・キャッチコピーの作り方を知る記事
(3)チラシに使うイラスト素材の探し方を知る記事
(4)フォントの選び方を知る記事
(5)厚さ・紙質などチラシに使う用紙の選び方を知る記事
(6)おしゃれなチラシの作り方を知る記事・ポスティング・新聞折込どっちがいい?など配布の仕方を知りたい
(1)ポスティング、新聞折込、新聞以外への折込、デジタルチラシ・・等手法の特徴を知る記事
(2)ポスティングのやり方・コツを知る記事
(3)折込広告のやり方・コツを知る記事