ペットショップチラシのテンプレート2選｜集客できるチラシのデザイン

ペットショップチラシを制作する上で「チラシを配布して店舗をアピールしてみたいけれど自分で作るのは難しそう」「どんなデザインにすればいいかわからない」などの理由から悩まれている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ご自身で簡単にペットショップのチラシを作れる無料テンプレート2点をご用意しました。また、チラシを作るときに押さえておきたい5つのポイントもご紹介します。

1. 【無料テンプレート】ペットショップチラシ2選

ペットショップチラシがよく活用される場面は、店舗のオープン告知とセールの告知です。ここでは、それぞれのシーンで手軽に活用できるテンプレートを2種類ご用意しました。それぞれの作成ポイントや注意点についてもご紹介します。

ペットショップのオープンチラシ

ペットショップのオープンチラシは、オープン時にお知らせするべき情報がある程度決まっているため、テンプレートの活用が有効です無料でダウンロードできるテンプレートを用意したので、チラシ作成時に活用ください。

▼オープンチラシのテンプレート
※画像をクリックするとAIデータをダンロードできます。

こちらのテンプレートでは、オープン日や店舗情報、登録情報を書き換えればすぐに活用できます。

▼テンプレートにおけるデザインのポイント

こちらのチラシは、近隣の方の認知度の向上が目的です。ペットショップのオープンを印象付けるために、犬の写真を大きく配置し、ペット販売に加えてトリミングやペットホテルを併設していることを認知してもらえるよう文字で主張しています。さらに、必要な情報がすぐわかるようにシンプルにデザインしています。

セールチラシ

ペットショップのセールチラシは、テンプレートを活用することで、セールを実施する度にデザインを考える手間が省けます。無料でダウンロードできるチラシのテンプレートを用意したので、チラシ作成時に活用ください。

▼セールチラシのテンプレート
※画像をクリックするとAIデータをダンロードできます

こちらのテンプレートでは、店舗情報やセール期間、プレゼント内容を書き換えればすぐに活用できます。

▼テンプレートにおけるデザインのポイント

こちらのテンプレートでは、どんな意図のセールなのか、期間はいつなのかを分かりやすく記載しました。また、暖色系の色味にすることで柔らかく気軽さが伝わるように、また文字を少なくしたことで来場特典を目立たせすっきりしたデザインとしています。

ペットショップチラシには自店舗サイトにつながるQRコードやURLを記載しておくことをおすすめします。チラシに興味を持ってくれた読み手を自店舗サイトに誘導するためです。チラシに載せきれなかったお得な情報やお店の様子、スタッフの紹介などをサイトで確認できれば、よりお店への信頼感を増すことにつながります。チラシ内のQRコード作成方法については「QRコード付きチラシで失敗する6つの理由！成功方法も紹介」で詳しく解説しています。

【コラム】ダウンロードできるテンプレサイト3選

ペットショップチラシを作成する際に自分でゼロから作ろうとすると時間がかかるため、テンプレートのサイト活用がおすすめです。自分の好みやお店の雰囲気に合ったデザインを選ぶことができます。以下では、テンプレートをダウンロードできるサイトを3つご紹介します。

▼チラシのテンプレートサイト

パワポン

出典：パワポン｜トップページ（2022年2月10日）

パワポンは、通販サービスで有名な「アスクル」が運営しているサイトです。全て無料でダウンロード可能で、パワーポイントでテンプレートを編集できます。ただしアスクルのネット印刷「パプリ」に会員登録が必要です。さまざまな利用シーンを想定したテンプレートが豊富に用意されており、簡単に素早く本格的なチラシデザインが制作できるところが特徴です。

ペットショップのチラシのテンプレートは、カテゴリ一覧からキーワードを入力すると見つかります。「ペット」と検索すると、関連するテンプレートが表示され、用途に合わせて選べます。パワーポイントを使ったチラシ作成の記事「パワーポイントのチラシ作成術｜テンプレの選び方やおすすめサイトも」を参考にして作成してください。

ラクスル

出典：ラクスル｜トップページ（2022年2月10日）

ラクスルは「ネット印刷ラクスル」により提供されています。プロのデザイナーが作成したクオリティの高いテンプレートを無料で使うことができます。利用にはログインが必要ですが、デザインが豊富で目的に合わせたものをすぐ作成できます。テンプレートは商品、業種、用紙、色、キーワードなど、さまざまなテーマから選ぶことができます。作成したデザインは「マイデザイン」としてオンライン上で保存されます。デザイン作成から印刷発注までまとめて済ませたいと考えている方におすすめです。ペットショップチラシのテンプレートは、キーワード検索「ペットショップ」と入力すると絞り込むことができます。

PIXTA

※出典：PIXTA｜トップページ（2022年2月10日）

PIXTAは画像や動画の素材サイトが運営するサイトです。会員登録すれば、テンプレートを無料でダウンロードできます。有料購入のものが多いですが、優れた画像素材がそろっているサイトです。使用する写真やイラストも一緒に探しているならおすすめです。きれいな素材を駆使して高品質なチラシを制作することができ、画像やテキストを変えるだけなので、初めてチラシを作成する方にもおすすめです。テンプレートは、カテゴリから探します。ペットショップのカテゴリはないので、「医療・クリニック」や「キャンペーン・セール・特売」のカテゴリからイメージに合いそうなチラシを探して活用してみますしょう。

2.ペットショップのチラシを作るときのポイント5点

ペットショップチラシを活用してお店をアピールする際に押さえておきたいポイントがいくつかあります。ここからは、以下の5つのポイントについて詳しく解説していきます。

▼ペットショップチラシの作成ポイント

（1）ターゲットを明確に設定する

ペットショップのチラシは、やみくもに作成しても集客にはつながらないことが多く、どのようなターゲットにチラシを届けたいのかを具体的に設定することが大切です。届けたい方の年齢や年収などを想像して設定しましょう。その上で、読み手の共感を呼びそうな文面やイラストを検討していきます。

下記はペットショップのチラシのターゲットの一例です。

▼ターゲットの一例

下記はペットに関する悩みと解決に役立つ商品の一例です。

▼犬・猫飼い主さんのペットに関する悩みの一例

（2）必要な情報を厳選し制作する

ペットショップのチラシ内容を考えるときは、本当に伝えたい情報を厳選して掲載しましょう。ペットショップのチラシは、たくさんの犬や猫やハムスター、メダカや金魚など多種多様な生き物とそれに付随するフードやペット用品が載っていて雑多なイメージになりがちです。しかし、たくさんの情報を詰め込んでしまうと、一番伝えたいメッセージが分かりづらく、最後まで目を通してもらえないリスクがあります。

例えばペットフードに限定して考えた場合、多種多様なペットフードから、愛犬や愛猫の種類や年齢、体調などに合わせたフードを選ぶのは大変なことです。具体的なニーズをいつかに絞った上で、それに合わせたペットフードを紹介しましょう。

下記にペットフードにどんな種類やニーズがあるかをまとめました。

▼ニーズに合わせたペットフードの一例

（3）ペットへの接し方や飼い方を伝える

ペットショップのチラシでは、ショップ情報に加えてペットの接し方や飼い方についても伝えると良いでしょう。

チラシに掲載する文章は、ペットの不安や悩みに寄り添ったものが有効です。そのほかにも、トイレや散歩、食事など、悩みに合わせた内容もおすすめです。

下記のペットの悩みや不安に寄り添った文章を参考に実際のチラシで掲載する文章を考えてみてください。

▼ペットの悩みや不安に寄り添った文章の一例

また、スタッフの紹介もチラシに載せられるとさらに良いでしょう。スタッフの資格や経歴とともに、ペットの飼育の有無が記載されていると安心感と現実味が増します。

▼スタッフ紹介の一例

（4）お店の基本情報をもれなく載せる

ペットショップチラシを作成する際は、基本情報を漏れなく載せましょう。基本情報とは「店舗名（社名）」「連絡先」「営業時間」「定休日」「住所」「アクセス」などです。また「駐車場の有無」なども来店を検討する上で気にされやすい情報です。

また、基本情報を掲載するときに意識したいのは、分かりやすい配置にすることです。すべての読み手がチラシの隅々まで読んでくれるわけではないため、一目見る方にも認識される場所に掲載しましょう。なお、ペット用品は消耗品のため、近くて通いやすい場所へのニーズが高くなります。近隣の方にアピールする場合は、店舗が近所にあると分かりやい見せ方を心掛けましょう。同様に、高齢者層をターゲットにする場合は、分かりやすい地図を記載することも大きなポイントとなります。

（5）物取扱業の広告記載基準を厳守する

ペットショップチラシの作成前に、自店舗が都道府県知事または政令市長に動物取扱業者として登録されていることを確認ください。ペットショップやホテルを営む場合には登録が必要です。さらに、平成18年6月に改正動物愛護管理法^＊が施行され、新たに広告の表示規制が設けられました。登録のない動物取扱業は広告の掲載ができませんのでご注意ください。

下記は、動物取扱業者に該当するサービスの一覧です。

▼動物取扱業者とは

※出典：環境省|動物愛護管理法(2022年2月14日)

広告出稿にあたり記載が厳守された事項は以下の通りです。

▼広告に記載が厳守された事項

※出典：静岡市|動物取扱業者の方へ (2022年2月14日)

また、広告の内容についても、安易な購入を助長しないよう、動物に関して誤った理解を与えることのないよう考慮しましょう。「一目ぼれ大歓迎」「小さな空間で飼育可能」や「生活を変えずにペットと暮らす」など、簡単に飼育できることを強調する表現は避けてください。

【コラム】ペットチラシの配布計画

ペットショップチラシで費用体効果を高めるためには、どこの誰に、どのタイミングでチラシを配布するかを考える配布計画にもこだわることがポイントです。エリアやターゲットを絞った配布計画で、同じ予算でも広告効果を高めることができるからです。例えばペットショップのチラシを「子どもが多いエリア」へ配布する、または「戸建てが多いエリア」へ配布するなど、ターゲットとなる属性の人が多く居住する地域への配布が狙い目です。

当社が提供しているポスティング・オリコミ・プランナー（POP）でターゲティング配布計画をした一例です。配布エリア設定を検討する際に参考にしてください。

▼POPプラニング例

ポスティングで品川区役所を中心1.0㎞商圏で設定した場合、「ペットフードの支出が多い」で属性を設定すると配布部数は15,800部になります。カテゴリは最大5つまで、配布地域は0.5～4.5㎞まで選択が可能です。（2022年2月10日）

＊参考：ポスティング・オリコミ・プランナー｜配布計画

3.まとめ

ペットショップチラシによる広告は、新規顧客獲得にも既存顧客の再来店にも有効です。表現の規制を守りながら、いかに興味を引くチラシを制作できるかが大きなポイントです。無料テンプレートやチラシ作成のコツを押さえておけば、ご自身で集客効果が高いチラシを作成することができます。この記事を参考にぜひチラシ制作にトライしてみてください。

なお、この記事では「ペットショップチラシ」に特化したテクニックを中心に紹介しています。PoPin’では、チラシ広告初心者の方で、もっと概要寄りのデザイン作成やチラシ配布の方法について知りたい方のために、以下のような記事を用意しています。ぜひご覧ください。

▼「ポスティング・オリコミ・プランニング・インストラクター」内の初心者向け記事