初心者向け|チラシ広告の効果を上げるためのポイント6つ

チラシ広告は特別な勉強なしですぐ作れますが、効果の高いチラシ広告を実施するにはコツがあります。Web広告やSNS広告に比べるとチラシのコツは意外と紹介されておらず、初めてチラシを打つのに困っている方や体系的に学べず困っている方もいらっしゃるかと思います。

効果の高いチラシ広告を実施するために大事なポイントは、「配布先や日程の設定」「デザイン、レイアウト」「タイトルとキャプション」「キービジュアル」「申し込み導線や来場きっかけの設計」「紙質・サイズ」の6つです。この記事では、これら6つのポイントについて初めてチラシを作る方にもすぐ効果的なチラシを作れるよう、ツールやサイトの紹介も交えて体系的に詳しく説明します。

1.はじめに

効果の高いチラシ広告を実施するために一貫して大事なことはチラシの目的に従って、ターゲット像を考え、その人の心を動かすメッセージや世界観が何かを考え、それをチラシ上で表現することです。そのためには、まず以下のポイントを整理してみましょう。

▼効果の高いチラシを実施するために最初に整理してほしいこと

チラシの目的:あなたのチラシは何のために行いますか?
例 イベント集客、新規開店、求人 等
チラシのターゲット:あなたのチラシはどんな人に届けたいですか?
例 40代~50代で、働いていて、健康に対する関心が高い 等
チラシのメッセージ:その人に伝えたいことは一文でまとめると何ですか?
例 三ツ星シェフの味を作ったその日に届く栄養満点の宅食がある
チラシの世界観:その人はどんな雰囲気のデザインがすきそうですか?
例 朝の柔らかな光に包まれたイメージの、白ベースで明るいデザイン

2.効果の高いチラシ広告を実施するために大事なポイント6つ

ここでは、効果の高いチラシ広告を実施するためのポイントを、具体的に使えるツールやサイトなどを紹介しながら大事な順に説明します。ポイントは、以下の6つです。
▼効果の高いチラシ広告を実施するために大事なポイント6つ

1)配布先や日程の設定
2)デザイン、レイアウト
3)タイトルとキャプション
4)キービジュアル
5)申し込み導線や来場きっかけの設計
6)紙質・サイズ

1)配布先や日程の設定

チラシで効果を上げるためには、ターゲット層に触れる可能性が高い配布先や曜日を設定する必要があります。他の要素を頑張っても、物理的にターゲット層に届かなければ意味がありません。例えば、新聞折込広告やポスティングを行う場合、チラシのターゲットが「富裕層」なら、年収の高い人が住んでいるエリアを考える必要があります。「小学生の子供を持つ親」なら若めのファミリー層が多いエリアを考える必要があります。

配布日程の長さも広告媒体によって大きく違います。1日で配布できる折込広告は1週間以内に一挙に効果が出ますが、長続きはしません。一方で、商品封入広告のような配布に1か月以上かかる媒体の場合は、一気に効果が出ることは少ないものの、長続きします。あなたの広告がじわじわと効果を発揮してほしいのか、短期決戦でやらなくてはいけないのかによって選ぶ媒体が変わってきます。加えて、折込広告の場合は1日で配布できますが、曜日によって内容の向き不向きがあります。詳しくは、こちらの記事でまとめています。
詳しくは、「ポスティングとは?やり方やメリット、向いている業種を解説!」の記事でまとめています。

ポスティングや新聞折込広告は配布エリアを、細かく設定できますが、土地勘がないとどのエリアに配布を行うか考えるのが難しいかもしれません。「ポスティング・オリコミ・プランナー」というツールを使うと「30代女性」「理美容支出が多い」といった属性に基づいた配布地域のプランニングをWeb上で簡単に行ってくれます。配布を行わなければ無料で使えるので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

*出典:ポスティング・オリコミ・プランナー(2021年5月9日 プランニング画面例)

2)デザイン、レイアウト

チラシで効果を上げるためには、ターゲット層にメッセージが伝わるデザインを作りこむ必要があります。

まずは、「チラシの目的」「チラシのターゲット層」「ターゲット層に伝えたいメッセージ」をまとめます。これに沿って掲載要素を整理し、目線の流れを意識しながらレイアウトに流し込み、色合いやフォントを揃えて「読者に伝えたい世界観」を作りこみます。

プロの力を借りる場合

高品質なデザインを作るには、プロのデザイナ―に依頼するのも一つの手です。その場合、上記の「チラシの目的」「チラシのターゲット層」「ターゲット層に伝えたいメッセージ」「読者に伝えたい世界観」を文章にまとめて伝えましょう。ちなみに、Web上でフリーランスのデザイナーをマッチングしてくれるサービスもあります。下のサービスが有名です。

▼ランサーズ

*出典:ランサーズ (2021年5月9日閲覧 トップページ)

▼クラウドワークス

*出典:クラウドワークス (2021年5月9日閲覧 トップページ)

自分で作る場合

予算の都合上などで、プロに頼むのが難しいこともあるでしょう。ここからは「チラシの目的」「チラシのターゲット層」「ターゲット層に伝えたいメッセージ」がまとまっていることを前提に、効果の出るチラシデザインを作るための手順を説明します。

▼自分でチラシのデザインを作るときの手順

・デザインのネタを集める
・チラシに掲載したい要素を整理する
・レイアウトを作りこむ
・色合いを考える
・フォントを考える
・デザインができたら、ターゲット層に近い人に見せてアドバイスをもらう

・デザインのネタを集める
デザインを練るときは同目的のチラシを数多く参照することをおすすめします。Pinterestというサイトを使うとチラシデザインのネタ集めを簡単に行うことができます。こちらのサイトで「チラシ」「チラシ 求人」等の検索をしてみてください。

出典:Pinterest (2021年5月9日閲覧 トップページ)

「チラシ テンプレート」で検索をしてみてください。その際も、「チラシの目的」「チラシのターゲット層」「ターゲット層に伝えたいメッセージ」「読者に伝えたい世界観」を整理して、テンプレート上で表現していきましょう。例えばこちらのサイトでは、無料のテンプレートが多数紹介されています。

*出典:Pixta 2021年5月9日閲覧 テンプレートサイト

当サイトPopin’でも、テンプレートを紹介する記事がいくつかあります。下の記事をぜひ参照されてください。

チラシ背景のイラストテンプレ4つ|無料の素材サイト6選も紹介!

しかしながら、テンプレートを使うとどうしても表現できる内容に制限がかかり、オリジナリティが失われてしまいます。以下のような手順で0からチラシを作っていくことをおすすめします。

・チラシに掲載したい要素を整理する

ネタ探しと並行して、チラシに掲載する要素を整理します。ここではよくある例として、「イベントの集客」を目的にし、「タイトル」「キャプション」「キービジュアル」「サブビジュアル」「日時・場所・値段の情報」「申し込み導線」を掲載する要素と整理します。(「タイトル」「キャプション」「キービジュアル」「申し込み導線」それぞれの作りこみ方については後程詳しく解説します。) 

・レイアウトを作りこむ

次に、レイアウトを作りこんでいきます。そこで初心者の方におすすめしているのは、「シンメトリー(左右対称型)・レイアウト」または「グリッド(格子型)・レイアウト」という型に当てはめてデザインを作っていく方法です。

▼シンメトリー・レイアウト

用紙の真ん中に軸を作り、「上から下」「左右対称」に掲載したい要素を配置していくレイアウトです。作成手順は、以下の1~5となります。

1.チラシの中心に軸を引く。中心に引いた軸に対して左右対称に配置されるよう、要素を以下の順番で配置してゆく。

2.「タイトル」や「キービジュアル」等、最初に目に入ってほしい要素を上部に配置する。

3.「申し込み導線」を一番下に配置する。

4.その他の要素を、間に配置する。

5.余白が等間隔になるように調整する。

「シンメトリー・レイアウト」は、シンプルで作りやすく、人間の「上から下へ」という目線の動きとも一致しているため「0.1秒」で伝わる内容を作りやすいレイアウトです。ただし意外性やインパクトには欠きます。

▼グリッド・レイアウト

「グリッド・レイアウト」は、用紙を格子状のエリアに分け、各要素をそれぞれのエリアに当てはめてゆくレイアウトです。作成手順は以下の1~5となります。

1.チラシを格子状のエリアで区切る。

2.面積を大きくしたい要素から配置する。一般的には、最初に「キービジュアル」を配置する。    「キービジュアル」には2マス以上使う。必ずしも一番上や中心である必要はない。

3.グリッドデザインを見るとき人間の目は左上から右下に動く。キービジュアルに使われていないスペースのうち、「タイトル」を左上に、「申し込み導線」を右下に配置する。

4.その他の要素を、間に配置する。余白が等間隔になるように調整する。

5.余白が等間隔になるように調整する。

「グリッド・レイアウト」は、「シンメトリー・レイアウト」よりかレイアウトの幅が広くなります。上記の図では格子を2x4で作っていますが、格子の数は要素の数に応じて増減させてください。上述の通り、「グリッド・レイアウト」を見るとき読者の目は左上から右下に動いていきます。キャッチに使いたい要素を左上に、クロージングに使いたい要素は右下に配置してください。ジグザグに目線が動くと疲れてしまいます。目線の「折り返し」ができるだけ減るように配置しましょう。

・色合いを考える

色合いを考えるときには統一感のある組み合わせを考えていく必要があります。初心者の方はとにかくたくさんの組み合わせを見て、イメージしている創りたい世界観と取り合わせてピンときたものを採用してください。その際、下のようなサイトが便利です。

▼Color Hunt

出典:Color Hunt (2021年5月9日閲覧)

カラーリングの組み合わせがずらっと並んだサイトです。ピンときたものをクリックして、詳細を調べて使いましょう。

▼Coolors

出典:Coolors (2021年5月9日閲覧)

「Start the generator!」のボタンをクリックした後、スペースキーを押すと色の組み合わせが自動的に生成されていく楽しいサイトです。ピンときた組み合わせがあれば、スペースキーを止めて「View Pallet」ボタンを押すとRGBなどの指定番号が出てきます。「Export」ボタンを押すとカラーリングを記録することができます。

・フォントを考える

フォントを選ぶときは、読者に感じてもらいたい印象を考えて選びます大雑把に言えば、フォントは上品・高級に見える明朝系、読みやすくシンプルで力強いゴシック系、和風で伝統的なイメージを与える筆文字系、個性的なイラスト系の4つの系列に分かれます。慣れるまでは1つのチラシに使うフォントはタイトル用、キャッチコピー用、本文用の3種類まで、できれば2種類までに絞ることをおすすめめします。

まずはお使いのデザインソフトにデフォルトで入っているフォントをいろいろ試してみます。「フォント 無料」等で検索するとWeb上でフリーのフォントを探して増やすこともできます。カラーリングと同じく、たくさんの例を見て印象をつかむことをおすすめします。下のサイトはWebサイト用の有料フォントサイトなので、チラシには使うことができませんが、たくさんのフォントをずらっと見ることができます。こういったサイトはピンとくるフォントがなかった時のアイデア出しに使うことができます。

▼Font plus

出典:Font plus (2021年5月9日閲覧 トップページ)

▼Type Square

出典:Type Square (2021年5月9日閲覧 トップページ)

もしくは、いいなと思ったチラシのフォントを調べてみるのもよいでしょう。下のサイトを使うと、画像データからフォントを調べることができます。

▼What Font is

出典:What Font is (2021年5月9日閲覧 トップページ)

・ターゲット層に近い人に見せてアドバイスをもらう

デザインができたら、3人以上のターゲット層に近い人に見せてアドバイスをもらってください。効果的なアドバイスをもらうには、チラシを見せたうえで「伝えたいメッセージ」を説明して、チラシから伝わった内容を聞き出し、削ってもよいと思う個所や、改善点等を尋ねる質問を投げかけて、一段深い回答を引き出して改善につなげてください。 

3)タイトルとキャプション

チラシで効果を上げるためには、読者が「これは面白そうだ」「これはよさそうだ」と思う便益を端的にまとめ、関心を持ってもらえる文章でタイトルとキャプションを作る必要があります。タイトル部分に入り切らない場合は、キャプションで便益をまとめて伝えます。

便益とは顧客が商品やサービスから得られる効果や利益を指します。サービスの提供側が売り込みたいセールスポイントではありません。よく言われる「顧客はドリルが欲しいのではなくドリルで開ける穴が欲しい」というものです。便益を伝える時は、便益の根拠をセットで伝えます。

当社が運営しているパンの冷凍宅配サービス「あさぱん便」を例に、便益の伝え方を見てみましょう。

▼「あさぱん便」

出典:「あさぱん便」 (2021年5月9日閲覧)

こちらでは大まかにいうと「仕事が忙しくてついコンビニでパンを買いがちな一人暮らしの20代独身社会人」「買い物の手間を減らしたいが、安心できる食材を子供には与えたい、30代~40代の主婦層」をターゲットに、キャプションで「時短」「美味」「安心」という便益を伝えています。「時短」の根拠には「配達員が家まで届けてくれる」こと、「美味」の根拠には「ホテルで採用されている」こと、「安心」の根拠には「添加物不使用」であることをそれぞれキャプションとして伝えます。

こういった形で便益をポイントでまとめ、それをタイトルやキャプションで詳しく説明して内容をふくらませていきます。一つのチラシで伝える便益は3つまでに絞りましょう。それ以上になると、一目で伝わらなくなってしまいます。

タイトルのつけ方については以下の記事でも詳しくまとめています。ぜひ参照ください。
チラシはタイトルが重要?反響を生むための10のコツを解説!

4)キービジュアルの選定

チラシで効果を上げるためには、インパクトがあり、チラシで伝えたいことと整合性がとれたキービジュアルを作る、または選ぶ必要があります。上述したようにポスティングチラシが目に触れるのは0.1秒、ほかのチラシであってもまずじっくり見てもらうためには読者の興味をひかなくてはいけません。そのために、一瞬でメッセージが伝わるキービジュアルにしなくてはいけません。

効果を上げるためには、プロのカメラマンやデザイナーに手伝ってもらうことをおすすめします。しかし、予算の都合上難しい場合も。ここからは、“ありものを使った”キービジュアル選びのテクニックをご紹介します。以下の1~4の手順に沿って適したキービジュアルを見つけてください。

1.ターゲット層がGoogleなどの検索エンジンでサービスに関連したことを検索するとき、使いそうなキーワードを考える
2.商用利用可能な画像サイトで、1で考えたキーワードで画像検索をかける
3.出てきた画像のうち、ぱっと見で目についた画像を複数選ぶ
4.目についた画像のうち、「チラシで伝えたいこと」か「ターゲットがなりたい姿」と関連性の深い画像を選ぶ

4がうまくいかなければ、3に戻ってもう一度画像を複数探します。それでもダメなら2に戻ってキーワードを変えて3に進んでください。イメージとあわない場合は、キーワードを英訳して検索するとおしゃれな画像が出てくることが多いです。

もしあなたがWeb広告やTVCMでも同時に広告露出を行っている場合、すべての媒体で同じキービジュアルを使うことが重要です。選んだビジュアルは、店頭のデザインでも目立つように使いましょう。同じビジュアルをさまざまな場面で見るようになると、接触回数が累積されて読者の心象に強く残るようになるからです。

ちなみに2を実施するときの「商用利用可能なサイト」の代表例としては、以下が挙げられます。

▼PhotoAC

出典:PhotoAC (2021年5月9日閲覧 トップページ)

▼ShutterStock

出典:ShutterStock (2021年5月9日閲覧 トップページ)

▼GettyImage

出典:GettyImage (2021年5月9日閲覧 トップページ)

▼Pexels

出典:Pexels (2021年5月9日閲覧 トップページ)

5)申し込み導線や来場きっかけの設計

チラシで効果を上げるためには、申し込み導線や来場きっかけの設計を行っておく必要があります。そもそも、これらがないと「効果」の測定を行うことができません。実店舗を持たない場合は申し込み導線を、実店舗がある場合は来場きっかけを明確に設計します。

例えば、申し込みが必要な講演会や宅配サービス、通販のチラシを設計するときは申し込みの電話番号、FAX番号、誘導したい申し込みページのURL・QRコード・検索キーワードを掲載します。もし申し込みページを持っていない場合は、Googleフォームなどの無料ツールで良いので申し込みフォームだけでも作ります。

また、検索キーワードを導線に置いたときは、検索広告を設定するのを忘れないでください。それでも、自然検索に結果が出てこないとクレームが入ることがあります。ほかのキャンペーンでは使われていない「指名キーワード」を考えて設定すればだいたい1週間前後で上位に出てくるようになります。

これらの申し込み導線は、どれか一つに絞らず全て掲載することをおすすめします。当社の例では、Webだけだと20の申し込みだったのが、似たようなイベントですべての導線をひくとWeb15・電話10・FAX7……といったように絶対数が増える傾向があります。意外に申し込みが出てくるのがFAXです。今時Web申し込みができる状況でわざわざFAXを使う人がいるのか?と思う方もいると思いますが、特に地方の家庭では未だに健在です。申込数はチラシごとに集計し、チラシの効果測定を行って改善につなげましょう。

来場きっかけの促進には、「このチラシを持ってきてくれた方にはxxをサービス!」と書いたり、クーポン券を付けたりするなど、お客様へ後押しをする要素を入れるのがよいです。なお、クーポンをチラシに掲載するときは期限を必ずつける、法的ルールがあります。心配な場合は地域の折込広告会社に聞くことをおすすめします。当社静岡オリコミでも対応可能です。

6)紙質・サイズ

チラシで効果を上げるためには、ターゲットに与えたい印象やチラシの用途に合わせて、紙の厚さやサイズを選ぶ必要があります。

紙の厚さは、一般的に1,000枚当たりの重さをKgで表記されます。以下の5種類がよく使われます。

極薄:58Kg前後(薄手の折込チラシ)

薄手:70Kg前後(新聞紙の厚さ)

標準:90Kg前後(コピー用紙の厚さ)

少し厚手:110Kg前後(お札の厚さ)

厚手:135Kg前後(雑誌の表紙の厚さ)

薄いほど印刷費用を抑えられ、厚いほど高級感が出ます。例えば、セールなどの「安い」印象を与えたいチラシなら58Kgの極薄チラシ、高級感を与えたいチラシなら110Kgの少し厚手チラシ、どちらでもないなら90Kgの標準チラシを使うことをおすすめします。

一般的にチラシに用いられる紙の種類は、光沢紙・マットコート紙・上質紙の3種類があります。つるつるしている光沢紙は色の表現に優れています。マットコート紙は光沢紙と上質紙の間のような用紙で、落ち着いた印象に仕上がりますし、同じ厚さでも上質紙よりしっかりしている印象を与えます。上質紙は光を反射せず読みやすくなるので、イラストや画像より文字が多いチラシに向いています。マットコート紙や上質紙は書き込みが可能なので、上記で述べたようなFAXやはがきでの導線が必要な時はこれらを選ぶ必要があります。

紙のサイズによって印刷の値段も折込の値段も変わってきます。サイズが大きくなればなるほどインパクトは大きくなりますが、その分値段も高くなります。迷った場合は、よく使われているB4がおすすめです。コストパフォーマンスも一番高いといわれています。もし新製品の発表など、インパクトを出したい場面であればB2のチラシを入れると効果があります。B2サイズは、ポスターにも使えるかなり大きいサイズです。さらに大きいB1サイズは、単価も高くなるためあまり使われませんが、その分相当なインパクトを与えられるでしょう。

用紙については以下の記事でも詳しくまとめています。ぜひ参照ください。

チラシ用紙の適切な選び方!紙質・厚さの種類別に解説

3.まとめ

効果の高いチラシ広告を実施するために大事なポイントは、「配布先や日程の設定」「デザイン、レイアウト」「タイトルとキャプション」「キービジュアル」「申し込み導線や来場きっかけの設計」「紙質・サイズ」の6つです。チラシ広告をまだ行ったことがない方も、これまで行ってきたけれども効果がいまいち上がらなかった方も、ぜひ今回の記事で解説したポイントを踏まえてチラシ広告を実施して効果の高いチラシ広告を行いましょう。

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