火災保険のチラシのテンプレート2選|効果を高めるチラシ作成のコツも

火災保険はチラシ読者の興味や関心が高く、チラシ経由で契約獲得が見込めます。一方で、ご自身で火災保険チラシを作成したいとき、掲載する内容やレイアウトなどについて悩む方も多いのではないでしょうか?

この記事では、火災保険の新規契約と契約見直しの販促に役立つチラシテンプレートを2つご用意しました。また、火災保険チラシの効果を高める6つのポイントについても解説しています。

1. 【無料テンプレート】火災保険チラシ2選

火災保険の契約獲得には、信頼できる情報を届けられるチラシを使った宣伝が有効です。中でもチラシによる集客効果が出やすい新規加入層と保険見直し層に向けて、無料で使える火災保険のチラシテンプレートを2つ用意しました。それぞれの活用シーンや作成ポイントをご紹介します。

・新規加入者募集チラシ
・見直しチラシ

新規加入者募集チラシ

火災保険の新規加入者募集チラシは、保険初心者向けに訴求したいポイントが決まっているため、テンプートを活用して作成するのがおすすめです。チラシ作成時にぜひ活用ください。

▼新規加入者募集チラシのテンプレート
※画像をクリックするとAIデータをダンロードできます

 

 

こちらのチラシテンプレートは、店舗名・店舗情報・地図部分を自社のデータに書き換えれば、すぐに活用できます。

▼このテンプレートにおけるデザインのポイント

1. 火災保険の補償範囲の広さを強調
→火災保険は補償範囲が広く自然災害の備えにも有効だと印象付ける2. 補償内容をイラストで表示した
→保険の知識があまりない方にも簡単に理解できる

こちらのチラシでは、読者が災害による補償範囲を自分事として考えて保険の必要性を理解でき、同時に店舗の存在を印象付けることを狙っています。そして、保険初心者向けにあえて難しい説明は省き、親しみやすいイラストや写真を使い、もしものときがどんな場面かをイメージしやすくしています。

さらに、QRコードを付けてWebサイトへ誘導することで、店舗や火災保険の情報にさらに触れてもらい理解を深めてもらう狙いです。

保険未加入者の目に留まりやすい内容をチラシに反映することで、店舗の認知度を高め、申し込みにつなげることができます。

※チラシ内のQRコード作成方法については「QRコード付きチラシで失敗する6つの理由!成功方法も紹介」で詳しく解説しています。

見直しチラシ

火災保険の見直しチラシは、訴求したい要素がある程度決まっているためテンプレートの活用がおすすめです。既に加入されている方には、保険を見直す気付きを与えられ、乗り換え獲得の重要なツールとなります。チラシ作成時は、見直すきっかけとなるポイントを整理し、読者が現在加入している保険内容に疑問を感じるような紙面づくりを意識しましょう。

▼見直しチラシテンプレート
※画像をクリックするとAIデータをダンロードできます。

こちらのチラシテンプレートは、店舗名・店舗情報・地図部分、相談者の声を自社のデータに書き換えれば、すぐに活用できます。

▼このテンプレートにおけるデザインのポイント

1.火災保険を見直すべき!と強い口調で訴えかけている
→他の保険のように火災保険は見直す必要があることを印象づける2.相談者の声を載せている
→成功体験談で保険の見直しがメリットにつながることを印象づける

このチラシテンプレートは、火災保険加入済みの方向けに、保険の満期や生活環境の変化にあわせ、保険の見直しを訴えかけていることがポイントです。ターゲットが忘れがちな火災保険の見直しについての気付きを与え、相談に結びつけるためです。さらに、相談者の声を載せることで、チラシ読者に安心感を与え、店舗の信頼感を醸成しやすくなります。

【コラム】ダウンロードできるテンプレサイト集

火災保険のチラシを作成する際に参考となるサイトを2つご紹介します。初心者の方でもこちらのチラシテンプレートを活用すれば、短時間でデザイン性の高いチラシを作ることができます。

・ラクスル
・パワポン

ラクスル

※出典:ラクスル|保険チラシの無料デザインテンプレート(2022年1月4日)

ラクスルはオンライン上でチラシを全て無料で作れるテンプレートがあります。制作から印刷まで一括でおこなうことができますが、ラクスルで印刷することが条件となります。火災保険チラシのテンプレートが豊富にあるためデザインの参考にできます。

パワポン

出典:パワポン|チラシテンプレート(2022年1月4日)

パワポンはパワーポイントのチラシテンプレートを提供しています。テンプレートは無料でダウンロード可能ですが、アスクルのネット印刷「パプリ」に会員登録が必要です。火災保険のセミナーや相談会チラシのテンプレートが用意されていて、簡単に素早く、本格的なチラシデザインが作成できるところが特徴です。

2. 火災保険チラシの作成ポイント6つ

火災保険の契約獲得にはチラシが有効ですが、紙面の内容がいまいちだと効果も見込めません。ここでは、集客効果を高めるための火災保険チラシ制作のポイントを6つ挙げ、それぞれの実施方法やコツについて紹介します。

▼火災保険チラシ作成のポイント

(1)ターゲット層を設定する
(2)火災保険で補填できる内容を明確にする
(3)加入対象者に響くキャッチコピーをつける
(4)お客様の声を掲載する
(5)保険業法や景品表示法に注意する
(6)明快な申し込み導線を設計し提示する

(1)ターゲット層を設定する

火災保険のチラシから申し込みや相談につなげるためには、ターゲット層を明確にして、その層に響きやすい言葉・内容でのアピールが重要です。新期層である未加入者とすでに保険契約されている見直し層では、火災保険の知識や興味に大きく差があります。さらには居住形態、持ち家か賃貸なのか、持ち家でも一戸建てやマンションなのかで火災保険金額や補償範囲において訴求するポイントを変えなければなりません。

例えば、20代、新築木造住宅の新規層をターゲットと設定します。この場合チラシは、掲載する商品を保険初心者向けに絞り、若い年代に好まれるカラーやデザインにして、火災保険の有効性を示した情報を集約してつくれば、チラシからの契約獲得が見込みやすくなります。費用や時間を割いて作るチラシに、たくさん情報を詰め込みたいところですが、結果的に誰に対しても有効にならない「ムダなチラシ」にならないように注意しましょう。

新規層には火災保険の必要性をよく説明する
新規層は火災保険に興味が薄く、チラシでは火災保険の必要性を訴求することで加入率が高まります。

例えば、持ち家の方をターゲットと設定した場合、火事で自宅が燃えてしまい住宅ローンだけが残ってしまうようなケースを訴えかければ、必要性が理解されるはずです。また、隣の家からのもらい火で自宅が燃えてしまったケースなどをわかりやすく記載することで納得感を持ってもらえます。ほかにも、賃貸住宅での新規層を狙う場合でも、借主には退去時に「原状回復する義務」を負っていることを解説することで、火災保険への興味が高まり相談につながるはずです。

見直し層には見直しのメリットを提示する
見直し層は、そもそも「火災保険は見直す必要がない」と思われるケースが多く、チラシでは火災保険を見直すとメリットがあると提示することで効果が高まりやすくなります。

例えば、家主が50代、一戸建て住宅で子どもが独立し、同居家族が減った方をターゲットと設定した場合、「家財が少なくなったことで、家財保険の補償内容を見直し、保険料を節約できた」と説明することでメリットが伝わります。チラシでは、ターゲットのライフシーンに合わせた成功事例を説明することが重要です。また、火災保険と自動車保険の補償内容を比べて、補償が重複している箇所がないかをチェックすることを提案し、見直しのきっかけにする提示の仕方もおすすめです。

(2)火災保険で補填できる内容を明確にする

火災保険チラシには、補償範囲を明確にして分かりやすく載せることで、保険に対する理解や興味をもたせる効果があります。

例えば、火災保険の対象となる建物や家財が、「子どものボール遊びで破損した場合、補償を受けることができる」などの一例をわかりやすく表示します。加入対象者は、どのような場面で補償があるか興味があるため、自身に損害が及んだ場面を想起させることで火災保険の新規加入や見直し契約へのアクションにつながります。

下記は、火災保険チラシで補償内容を示すときの損害種類別の記載例です。

▼火災保険チラシで補償内容を示すときの損害種類別記載例

損害種類 内 容
火災、破裂・爆発、落雷 失火・もらい火などの火災、ガス漏れなどによる破損・爆発の損害、落雷による損害を補償。
風災・雹災・雪災 台風等の強風による損害、雹や霰による損害、豪雪の際の雪の落下などによる事故または雪崩により生じた損害を補償。
水災 台風、暴風雨、豪雨などによる洪水、高潮、土砂崩れなどにより生じた損害を補償。
盗難 家財の盗難や、盗難に伴う鍵や窓ガラス等の建物の損害を補償。
破損・汚損など 子どもが室内でボールを投げ、窓ガラスが破損した等、事前に予測して防ぐことができず、突発的な事故によって生じた建物や家財の損害を補償。

(3)加入対象者に響くキャッチコピーをつける

火災保険のチラシ作成時は、新規層や見直し層などのそれぞれのターゲットに合わせて「読みたい!」と思うキャッチコピーをつけることが重要です。

例えば、新規層向けには、「自然災害の備えにも火災保険が有効!」とつけます。火災保険に対して詳しくない新期層に、自然災害にも補償範囲があるという気付きをもたせ、火災保険の必要性を印象づけることができます。さらに、キャッチコピーには火災保険と店舗名を必ず配置し、連動して覚えてもらうようにアピールするのも良い方法です。

例えば、見直し層向けには、「得する火災保険の見直し術!」といったストレートに「得」や「ムダ」などの表現を使うと効果的です。さらに、補償範囲や火災保険金額を定期的に見直すことの必要性を説明します。再調達価額契約への見直しをアドバイスする内容として、「火災保険金額は被災時点の建物評価額をもとに支払われますが、住宅建築費が契約後に変化すると、再調達価額も変化してしまう」と具体的に訴求すれば、見直しの必要性が伝わり、集客につながりやすくなるでしょう。

下記は新規層と見直し層に向けたキャッチコピーの一例です。

▼新規層向けのキャッチコピー例

・自然災害の備えにも〇〇〇損保の火災保険
・〇〇〇損保おススメ!火災保険は、火災だけの保険ではありません!

▼見直し層向けのキャッチコピー例

・火災保険をムダにかけていませんか?
・得する火災保険の見直しタイミングを紹介!

※効果的なキャッチコピーの作成方法は「チラシはタイトルが重要?反響を生むための10のコツを解説!」で詳しく解説しています。

(4)お客様の声を掲載する

火災保険のチラシには、店舗が信頼されるために、加入された方や相談者の声を掲載することが重要です。火災保険と聞くと難しい内容が想起され、手間がかかると嫌えんされがちです。そういったチラシ読者に良いイメージを与えるためにも、加入者や相談された方の成功事例や喜びの声が必要になります。そして、お客様の声を掲載することで、実績のある店舗だとアピールできます。ただし、チラシ読者に対して、自社の成功事例を過度に自慢する伝えかたは逆効果になりますので注意が必要です。

(5)保険業法や景品表示法に注意する

火災保険のチラシを作成する際は、保険業法や景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)に抵触しないように注意が必要です。保険業法や景品表示法では、消費者に誤解を与えるような表記に関する広告を規制しています。

例えば、補償内容を比較するような内容は保険業法に抵触するリスクがあります。そもそも保険は、加入者の状況や条件により補償内容を正確に比較することが難しい商材です。保険業法では、消費者に誤解を招くような広告を禁じており、他社との補償内容比較は保険業法においてNGとされる可能性があります。

また、景品表示法では、自社が扱う商品を「日本一」や「ナンバーワン」などと、特に優れた商品であるように誇大に広告することは、優良誤認表示となり禁止しています。チラシ読者が誤認してしまうような表現は使わないようにしましょう。

火災保険チラシで法律に抵触するリスクがある情報の表記をまとめました。参考にしてください。

▼火災保険チラシで法律に抵触するリスクがある情報の表記

×他社との比較表記
×保険配当金の断定した表記
×根拠のない日本一や業界ナンバーワンの表記
×写真やイラストの無断掲載
*参考:e-Gov法令検索|保険業法
*参考:e-Gov法令検索|不当景品類及び不当表示防止法 第5条

(6)明快な申し込み導線を設計し提示する

火災保険のチラシは、申し込みの獲得につなげるために、問い合わせしやすい導線を紙面上に設けることが重要です。例えば、店舗まで相談に来てもらいたい場合には、わかりやすい目印を入れた店舗までの地図を載せましょう。電話で相談してもらいたい場合は、電話番号が目に留まりやすいようにチラシに配置します。

チラシには導線に加え、紙面に載せきれない内容を補完するためにもスマホに対応したホームページも作っておきたいところです。ホームページには、火災保険の詳細情報の案内はもちろん、自分に合った保険プランの診断ができるような内容を整えておきましょう。

さらに、チラシにはホームページへ誘導するためのQRコードを設置しておきましょう。スマホでQRコードを読み取り、ホームページ上の電話番号をタップして店舗に問い合わせする流れも期待できます。また、チラシ読者と親近感をつくるためにSNSのID情報を掲載しておくのもおすすめです。チラシをきっかけにSNSで継続的なコミュニケーションを取り、契約獲得に結びつけましょう。

チラシに掲載しておくべき店舗の基本情報を以下にまとめましたので参考にしてください。

▼チラシに掲載しておくべき店舗の基本情報例

・店舗名
・住所
・営業時間、定休日
・地図、駐車場の有無
・連絡先(電話番号、メールアドレス)
・ホームページURL
・SNSID

【コラム】火災保険チラシの配布計画

火災保険チラシで契約を獲得するためには、どこの誰に、どのタイミングでチラシを配布するのかを考える配布計画にもこだわることがポイントです。エリアやターゲットを絞った配布計画で、同じ予算でも広告効果を高めることができるからです。例えば火災保険チラシの新規層を狙う場合、配布エリアは「借家が多いエリア」「共同住宅が多いエリア」。見直し層を狙う場合は「持ち家が多いエリア」など、ターゲットとなる属性が多く居住する地域を狙ってチラシを配布することをおすすめします。

当社が提供しているポスティング・オリコミ・プランナー(POP)でターゲティング配布計画をした一例です。配布エリア設定を検討する際に参考にしてください。

▼POPプラニング例

見直し層を狙うポスティングで港区麻布十番を中心2㎞商圏で設定した場合、「持ち家」で属性を設定すると配布部数は34,300部になります。カテゴリは最大5つまで、配布地域は2~10㎞まで選択が可能です。(2022年1月6日)
*参考:ポスティング・オリコミ・プランナー|配布計画

3.まとめ

火災保険チラシは、ターゲットに合わせた作成ポイントを理解し実践すれば、反響が高いチラシをつくることができます。チラシを初めて作る方でもテンプレートを活用することで、短時間で簡単に作成することが可能です。火災保険チラシを定期的に配布してより多くの方の加入を目指しましょう。

なお、この記事では「火災保険チラシ」に特化したテクニックを中心に紹介しています。チラシ広告初心者の方で、もっと概要寄りのデザイン作成やチラシ配布の方法について知りたい方のために、以下のような記事を用意しています。ぜひご覧ください。

▼「ポスティング・オリコミ・プランニング・インストラクター」内の初心者向け記事

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