テイクアウト(お持ち帰り)を始めたけど、売上が伸びない・どう告知すればいいか分からないと悩んでいませんか。
この記事では、テイクアウト(お持ち帰り)チラシを作成するときの注意点やコツ、おさえておきたいポイントを解説します。また、さまざまなジャンルに対応できるテンプレート(無料)をご用意しました。
1.【無料テンプレート】テイクアウト用チラシ
無料で使えるテイクアウト用チラシのテンプレートを用意しています。ぜひご活用ください。
スタンダード
テイクアウト(お持ち帰り)チラシのスタンダード版を紹介します。このテンプレートはテイクアウト(お持ち帰り)で必要なポイントを押さえてあり、チラシの背景色やフォントを変えることでイメージが大きく変わり、さまざまなジャンルに対応することができます。
※画像をクリックするとpptデータをダンロードできます
【コラム】ダウンロードできるテンプレサイト集
テイクアウト用チラシを作成するときは、テンプレートダウンロードサイトを活用すれば経費削減もでき、時間も短縮できます。
ここではWordやPowerpoint、WEB上で作成できるテンプレートダウンロードサイトをご紹介します。またサイトごとの特徴やメリット、デメリットを説明します。
(2) ラクスル
(3) BuzzFood(バズフード)
ここではWordやPowerPoint、WEB上で作成できるテンプレートダウンロードサイトをご紹介します。またサイトごとの特徴やメリット、デメリットを説明します。
(1)パワポン
*出典:パワポン(2021年5月26日)
パワポンはPowerPointで作られたテンプレートサイトで、全て無料でダウンロードできます。さまざまなジャンルに対応していて使い勝手もいいですが、アスクルのネット印刷「パプリ」の会員登録(無料)する手間がかかることと、PowerPointを使い慣れていない方には不向き、という特徴もあります。
▼パワポン
・他業種に対応しているサイト
・デザインデータはPowerPoint形式
・チラシ以外にも名刺・POPも作れる
・アスクルの「パプリ(登録無料)」が必要
(2)ラクスル
*出典:ラクスル(2021年5月26日)
テレビCMでも有名なネット印刷業者のラクスルはオンライン上でチラシを全て無料で作れるテンプレートサイトです。さまざまなジャンルに対応していますがラクスルでの印刷が条件になります。
▼ラクスル
・他業種に対応しているサイト
・デザインデータはWEBブラウザで作成
・チラシ以外にも名刺・POPも作れる
・ラクスルでのネット印刷が条件
(3)BuzzFood(バズフード)
*出典:BuzzFood(バズフード)(2021年5月26日)
BuzzFood(バズフード)は飲食店に特化したテンプレートサイトです。ワード形式で作られており、色やフォントもお店のイメージに合わせて調整が可能です。ダウンロードできるテンプレートは有料と無料の両方が存在しています。ダウンロードする前に、費用の有無についてもチェックしておきましょう。
▼BuzzFood(バズフード)
・飲食店専門のサイト
・デザインデータはWord形式
・チラシのみ作成可
・制作から全て頼める「コミコミプラン」もあり
このほかにもテンプレートサイトはたくさんあり、検索方法によっては必要のないテンプレートサイトが出てきてしまいます。「テイクアウト チラシ」「飲食店向け チラシ」「飲食店 テンプレート」など、希望している内容を入れて検索することで業種が絞られ、サイト選びがしやすくなるでしょう。
2.テイクアウトのチラシ作成のポイント4つ
お客様にテイクアウト(お持ち帰り)を「利用したい」と思ってもらえるチラシを作るには、いくつかのポイントがあります。以下の4つの点に気をつけて作成することで、より効果的なチラシになります。
(1)テイクアウトを始めたことをアピールする
初めにすることは、テイクアウト(お持ち帰り)を始めたまたは実施していることがチラシを見た人に一目で分かるように「テイクアウトはじめました」「テイクアウトできます」のような分かりやすい文言を入れてアピールすることです。
またチラシに店長やシェフの顔を載せることで初めて来店する方にも安心感・親近感を持ってもらえます。その結果、新規の顧客獲得につながりやすくなります。
(2)基本情報を漏れなく記載する
お店の基本情報は必ず掲載しましょう。お客様が注文をしたいと思っても、お店の名前や住所が分からないと売上アップにつながりません。どこのお店かすぐにわかるよう、できるだけ詳細を入れたほうが良いでしょう。
以下にテイクアウトチラシに必ず記載しておきたい基本情報をリストアップします。
▼お店の基本情報
・お店の住所と地図
・メニュー
・注文方法と予約方法
・営業時間
・連絡先
またチラシにクーポンをつけるのも集客アップの一つのポイントになります。チラシの読み手に「このお店お得かも」と興味を持ってもらい、新規顧客の集客・リピーターの集客につなげていきましょう。
クーポンはもう一つ大きな役割を持っています。それは効果検証です。クーポン利用率(回収率)やクーポン内容、配布数での反響を管理しておくことで、今後の販促施策に役立つからです。
次にメニューや営業時間、連絡先の掲載ポイントを説明します。この3つはお店の基本情報の中で、お客様が「商品を注文する」最終判断をするときに重要な情報になります。
メニュー掲載のポイント
メニュー掲載にあたって、たくさんの料理を載せることでお客様に選ぶ楽しみを感じてもらうことが大事です。料理の写真と価格はチラシに必ず掲載しましょう。またメニューの写真は美味しそうに魅力的に見せることでお客様の購入を決める大きなポイントになります。
さらにテイクアウト(お持ち帰り)ではサイドメニューの注文が増える傾向にあるので、文字だけでも掲載することをおすすめします。
営業時間と連絡先掲載のポイント
営業時間や連絡先の情報を見やすく・大きく掲載しましょう。せっかくお客様が注文しようとしても連絡先がわかりづらいだけでお客様を取り逃がしてしまうこともあります。補足として連絡先の近くに「ご注文はこちらから」と記載するなど工夫をして、お客様が注文しやすい環境を作っておきましょう。
(3)テイクアウトするメリットを盛り込む
テイクアウト(お持ち帰り)の魅力をお客様に知ってもらうために、必ずチラシにメリットを記載しましょう。
「事前にスマホから注文」「待ち時間なし」「お店の味をお家でも」などテイクアウト(お持ち帰り)でしかできないメリットが購入の決め手にもなります。
またテイクアウト限定商品などがあれば、よりお客様に「食べたい!」と興味や欲求へ訴えかけられ、注文する可能性が高くなるでしょう。
このようにお店の基本情報を記載するだけではなく、お客様にテイクアウト(お持ち帰り)を利用する仕掛けを盛り込みましょう。
(4)商品の見せ方を工夫する
テイクアウト(お持ち帰り)チラシは第一印象がとても大事です。読み手が見た瞬間に「あ、いいな!」と思ってもらえるよう工夫して作成しましょう。商品を見せるポイントとしてはイチオシメニューとメインメニューの写真の大きさを変えて区別することや、サイドメニューを掲載することなどが挙げられます。メリハリのある見た目のチラシを作って、お客様に選ぶ楽しみを感じてもらいましょう。
料理の写真はお客様の購入判断に大きく影響するため、できるだけ美味しそうな写真を撮影しましょう。出来立ての料理をなるべく明るい場所で、できればスマホではなくデジカメで撮ることをおすすめします。また写真の撮るときは、なるべく料理以外が映り込まないようにしましょう。
【コラム】配布エリアにこだわる
テイクアウトはチラシの配布エリアにこだわることがポイントです。テイクアウトはお店周辺にいる方が来店することが多いため、エリアやターゲットを絞った配布計画をしないとコストが上がってしまうからです。効率的にチラシを配布するためには、配布エリアを「ファミリー層」や「未婚」、「外食好きな方」など、ターゲットとなる属性が多く居住する地域を狙いましょう。
当社が提供しているPOP(ポスティング・オリコミ・プランナー)でターゲティング配布計画をした一例です。配布エリア設定を検討する際に参考にしてください。
▼POP(ポスティング・オリコミ・プランナー)プランニング例
ポスティングで港区麻布十番を中心に半径2㎞商圏で設定した場合、配布部数は82,300部になります。「一般外食(外食)」「15歳以上の未婚者(未婚)」で属性を設定すると14,300部に絞ることができます。カテゴリは最大5つまで、配布地域は2~10㎞まで選択が可能です。(2021年6月17日)
*参考:ポスティング・オリコミ・プランナー|配布計画
3.まとめ
テイクアウト(お持ち帰り)は多くの人たちに、サービスを知ってもらうことが重要です。チラシはそういった意味で効果的な宣伝ツールになります。テイクアウト(お持ち帰り)をしたくなるようなチラシ作りをして、多くの人たちに利用してもらいましょう。
なおこの記事では「テイクアウト」に特化したテクニックを中心に紹介しています。
チラシ広告初心者の方で、もっと概要寄りのデザイン作成やチラシ配布の方法について知りたい方のために、下のような記事を用意しています。ぜひご覧ください。
▼チラシデザイン作成の基本を知りたい方
(2)タイトル・キャッチコピーの作り方を知る記事
(3)チラシに使うイラスト素材の探し方を知る記事
(4)フォントの選び方を知る記事
(5)厚さ・紙質などチラシに使う用紙の選び方を知る記事
(6)おしゃれなチラシの作り方を知る記事
▼ポスティング・新聞折込どっちがいい?など配布の仕方の基本を知りたい方