無料でチラシ作成!おすすめアプリ4選|チラシ作成の実践例2つ

アプリやソフトを使えばおしゃれなチラシを簡単に作ることができます。しかし、どのアプリ&ソフトを使えばよいか分からないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、チラシ作成をするときにおすすめの無料アプリ&ソフトを4つご紹介します。また、アプリ&ソフトでテンプレートを活用したチラシ作成の実践例を2つ解説します。

1.チラシ作成の無料アプリ&ソフト4選

まずは、チラシ作成が簡単できる、おすすめの無料アプリ&ソフトを4つご紹介します。無料アプリ&ソフトを選ぶときのポイントとして、それぞれの料金プラン、テンプレート数、素材数、特徴・機能、活用シーンをまとめました。アプリ&ソフト選びの参考にしてください。ご紹介するアプリ&ソフトはパソコン、タブレットやスマートフォンに対応をしています。

(1)Canva

出典:Canva|トップページ(2021年8月16日)

Canvaはブラウザベースのデザイン作成ツールです。特徴は、豊富なテンプレートや素材を活用すればデザイン性の高いチラシを作成することができる点です。さらに、画像加工や背景透過などの機能も優れています。基本的には無料で利用できますが、有料プランでは使用できる機能が追加されます。チラシに加えて、幅広いジャンルの作成におすすめです。

項目内容
費用無料・有料プラン(月額)/プロ1,500円、企業15,000円
テンプレート無料7万点・有料61万点
素材無料30万点・有料100万点
特徴・機能テンプレートが豊富、画像加工、背景透過、配色パターン
活用シーンプレゼン、SNS、動画、印刷製品、マーケティング、オフィスなど
サイトURLhttps://www.canva.com/ja_jp/

 (2)Picky-pics

出典:Picky-pics|トップページ(2021年8月16日)

Picky-picsはオンラインデザイン作成ツールです。特徴は操作がシンプルなため、初心者でもチラシを簡単に作成することができる点です。ただし、テンプレートが少なく、有料素材が比較的多くを占めています。

一方で、素材は1点110円~と安価です。また、有料素材をうまく活用すれば、画像やイラストなどを自前で用意する手間・時間が省けます。チラシをはじめ名刺やポスターの作成におすすめです。

項目内容
費用無料(有料素材は1点110円~)
テンプレート数十点
素材5万点※有料あり
特徴・機能自動レイアウト機能、モリサワフォント
活用シーンチラシ、名刺、ハガキ、SNS、プレゼン
サイトURLhttps://picky-pics.com/designs

(3)Adobe Spark Post

出典:Adobe Spark|トップページ(2021年8月16日)

Adobe Spark Postはアドビ社が提供するデザイン作成アプリケーションです。特徴は、デザインのプロが作ったテンプレートを使って簡単かつ短時間で高品質のグラフィックが作成できる点です。SNSに投稿する画像やバナーをはじめフライヤー、チラシ、ポスターの作成におすすめです。

項目内容
費用無料・有料/月額1,100円
テンプレート数千点
素材数千点
特徴・機能アドビフォント
活用シーンSNS、バナー、フライヤー、チラシ、ポスター
サイトURLhttps://www.adobe.com/jp/products/spark.html

注:本記事中のAdobe Sparkは、現在はAdobe CREATIVE CLOUD EXPRESS (Creative Cloud Express) に改称されています。
https://www.adobe.com/jp/express/

 (4)POPKID

出典:POPKID|トップページ(2021年8月16日) 

POPKIDはPOPKIT株式会社が提供するPOP作成ソフトです。特徴は、全国のクリエーターが投稿した素材を活用できるため、インパクトのある素材や手書き文字など幅広いジャンルの素材を使うことができる点です。チラシ作成に加え、POPの作成におすすめです。

項目内容
費用無料・有料プラン/月額550円
テンプレート数十点
素材5万点以上(有料)
特徴・機能POPに特化
活用シーンPOP、チラシ、ハガキ、名刺
サイトURLhttps://popkit.net/

ご紹介したアプリ&ソフト以外にもパワーポイントやワードのOfficeソフトを使ってチラシを作成できます。また、Officeソフト用のテンプレートサイトも多数あります。

※パワーポイントでチラシを作成したい方は「パワーポイントのチラシ作成術|テンプレの選び方やおすすめサイトも」の記事を参考にしてください。

2.アプリを使ったチラシ作成の実践例

ここまでは、チラシ作りに役立つ無料のアプリやソフトをご紹介しました。次は、無料のCanvaとPicky-picsを使った美容室とカフェのチラシ作成の実践例をご紹介します。それぞれの作成手順について詳しく解説をします。 

Canvaで作る美容室チラシ

上の画像は、Canvaで作成した美容室のオープンチラシです。Canvaを使った美容室チラシの作成手順を解説します。

(1)会員登録
(2)カテゴリー選択
(3)テンプレート選択
(4)写真配置
(5)素材配置
(6)文字入力
(7)色の変更
(8)写真加工
(9)文字の設定
(10)PDF出力

(1)会員登録

Canvaサイト(www.canva.com)にアクセスします。Google、Facebook、メールアドレスのいずれかで登録が必要となります。また、タブレットの場合は、無料アプリをダウンロードして、デザインを作成することができます。

(2)カテゴリー選択

初めに、作成したい商材(カテゴリー)を選びます。今回は美容室のチラシを作成するため、[印刷製品]➡[チラシ]を選択しました。ただし、[チラシ]を選択した場合のサイズはA4(210×297㎜)となります。B4チラシ(257×364㎜)を作成したい場合は[カスタムサイズ]を選んで寸法を指定します。

(3)テンプレート選択

続いて用意されているテンプレートから作りたいチラシイメージに近いデザインを探します。キーワードを入力するとテンプレートはある程度絞られて表示されます。今回は「美容室」で検索をしてみました。

テンプレートには無料と有料のものがあります。[プロ]と表示されたテンプレートを使う場合は有料プランの申し込みが必要となります。

テンプレートは豊富にあり、カテゴリーで検索することもできます。その場合は、[テンプレート]➡[チラシ]を選択します。ご自身がイメージするチラシのテンプレートを探します。

今回作成する美容室チラシは、[イラスト背景]で検索したテンプレートを活用しました。

(4)写真配置

ご自身で用意しておいた写真素材を使う場合は写真をアップロードします。[アップロード]した画像はドラッグ&ドロップするとチラシに配置されます。人物の写真素材は、Canvaの素材を利用することもできますが、ほとんどが有料プランであるため事前に用意しておくことをおすすめします。

(5)素材配置

使用したい素材をチラシに配置するには、[素材]➡[線と図形]を選択して配置したい丸枠素材をドラッグ&ドロップします。

(6)文字入力

チラシに文字を入力する場合は、[テキスト]➡[見出しを追加][小見出しを追加][本文を追加]をクリックすると、テキストが入力できるようになります。

(7)色の変更

続いてチラシに配置した素材の色を変更します。チラシに配置した素材のうち、変更したい図を選択して[カラー]➡[カラーパレット]から変更したい色を選択します。カラーパレットには使用中のカラーや写真で使われているカラーが表示されるので、簡単に色の統一感を出すことができます。

(8)写真加工

フィルター機能を使って写真の加工ができます。変更したい画像を選択して、[フィルター]➡[フィルター一覧]より加工画像を選びます。こちらはスマホの写真アプリを使った画像加工に近いイメージで操作できます。

(9)文字の設定

入力したテキストはフォント種類、サイズ、カラー、行間など、さまざまなテキスト編集が可能です。

(10)PDF出力

最後に完成したチラシを印刷が可能なPDFファイルで出力します。[ファイル]➡[ダウンロード]➡[トリムマークと塗り足し]にチェックを入れて[ダウンロードボタン]を押します。

完成した美容室チラシの作成ポイントは、若い女性向けのイラストを背景に、レトロ感のある色合いに調整した写真をメインに使った点です。さらに、来店意欲を高めるために割引きキャンペーンの情報を入れました。

より凝ったデザイン性のあるチラシを作成したい場合は、画像加工や透過などの機能を活用してください。

Picky-picsで作るカフェチラシ

上の画像は、Picky-picsで作成したカフェのオープンチラシです。Picky-picsを使ったカフェチラシの作成手順を解説します。

(1)会員登録
(2)デザイン選択
(3)テンプレート選択
(4)レイアウト選択
(5)写真配置
(6)レイアウト変更
(7)文字入力と設定
(8)素材配置
(9)PDFファイル出力

(1)会員登録

Picky-picsサイト(https://picky-pics.com/)にアクセスします。twitter、Facebookでログインもしくはメールアドレスでアカウントを作成してログインします。

(2)デザイン選択

初めにデザインする制作物を選択します。A4、名刺、ハガキから今回はカフェのチラシを作成するため、[A4・縦]を選択しました。

(3)テンプレート選択

続いてチラシのテンプレートを選択しますが、今回はイメージに合うテンプレートがなかったため、[白紙]を選択しました。

(4)レイアウト選択

作りたいチラシとしてイメージしていたレイアウトを選択します。フレーム数(写真点数)とテキスト位置でレイアウトを決めます。

今回は[4フレーム]でメイン写真1点とサブ写真3点のレイアウトを選択しました。こちらは後で変更ができます。

(5)写真配置

 

写真素材を選びます。[素材]➡[食べ物・飲み物]➡[カフェ]で検索をしました。

素材は[無料]と[有料]があります。有料素材を選択した場合は素材使用料が掛かります。

 

使用する写真素材を選び、ドラッグ&ドロップして配置します。 

(6)レイアウト変更

選んだ[レイアウト]をクリックすると写真の配置順序を入れ替えることができます。

違う[レイアウト]を選択すると写真のレイアウトが変わります。

(7)文字入力と設定

[テキスト]を選択して文字を入力します。テキストはフォント種類、サイズ、色、文字の縁取り、配置順序の変更が可能です。

(8)素材配置

写真を追加する場合は[素材]➡[フレーム]を選択してドラッグ&ドロップします。

自分で用意した写真画像を使う場合は[写真を追加]でアップロードした画像をドラッグ&ドロップします。

使用したい[素材]➡[図形]を選び、原稿上にドラッグ&ドロップすると配置されます。続いてテキストを変更します。

(9)PDFファイル出力

最後に編集が完了したチラシのPDFファイルをダウンロードします。左下の[できたデザインを書き出す]➡[PDFで書き出し]を選択します。

有料素材を使った場合は、有料素材の出力権を購入する必要があります。24時間出力権の場合は、1素材あたり110円~の費用が掛かります。

完成したカフェチラシの作成ポイントは、料理写真をメインにリニューアルオープンの文字が目立つように縦書きで配置した点です。さらに、来店意欲を高めるために、無料サービス特典の情報を入れてあります。

【コラム】チラシ作成のポイント

チラシ作成のポイントは、売り手視点ではなく顧客視点で考えることです。顧客視点に立ったチラシを作る上で押さえておきたいポイントを以下にまとめました。

・チラシのターゲットとベネフィットを明確にする
・掲載する素材や情報の優先順位を決める
・タイトル、コピーにこだわる
・チラシのデザイン、レイアウトを決める

チラシのターゲットとベネフィットを明確にする
ターゲットがチラシを手にしたときに「自分にとって有益な情報だ」と思ってもらうことが重要だからです。

掲載する素材や情報の優先順位を決める
チラシはスペースに限りがあるため、読みにくくならないようにアピールポイントをまとめることが大切です。

タイトル、コピーにこだわる
タイトルはチラシ全体の内容をイメージさせる見出しの役割を果たすため、どのようなタイトル文にするかは重要です。同じ内容のチラシであってもタイトルによって顧客の反応が変わります。

チラシのデザイン、レイアウトを決める
チラシのデザインは、配色、書体選び、レイアウトの工夫、余白の使い方などが重要です。まずはGoogle画像検索Pinterestで、いろいろなチラシデザインをヒントに作成しましょう。

※チラシのデザインレイアウトの基本は「チラシレイアウトの基本|見やすくする7つのコツ&テンプレサイトも」の記事を参考にしてください。

3.まとめ

チラシ作成に慣れていない方でも、操作が簡単な無料のアプリ&ソフトを使って、短時間でチラシのデザインから印刷データまで作成することができます。一からデザインを考えるのは難しいため、まずは用意されているデザインテンプートや素材を活用してチラシ作成することをおすすめします。

なお、この記事では「チラシ作りアプリ」を中心に紹介しています。POPin’では、チラシ広告初心者の方で、もっと概要寄りのデザイン作成やチラシ配布の方法について知りたい方のために、以下のような記事を用意しています。ぜひご覧ください。

▼「ポスティング・オリコミ・プランニング・インストラクター」内の初心者向け記事

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