不動産チラシのテンプレート3選|反響率を高める作り方のコツも解説

効果的な不動産チラシを作成したいと考えていても知識がなく、デザインや構成をどのようにすれば良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、不動産チラシの無料テンプレートを3つご用意し解説しました。加えて、不動産チラシを作成する際に無料で使えるアプリ&ソフトの紹介と、反響率を高める作成ポイントをまとめました。

1.【無料テンプレート】不動産チラシ3選

無料で使える不動産チラシのテンプレートを「マンション販売」と「オープンハウス」と「土地売却相談会」の3つご用意しています。それぞれの活用シーンや作成ポイントもご紹介します。

マンション販売

不動産チラシの中でもマンション販売のチラシ作成にはテンプレートの活用が有効です。無料テンプレートを用意したので、作成時にぜひ活用ください。

▼マンション販売チラシのテンプレート
※画像をクリックしてダウンロードしてください。

このテンプレートのポイントは、チラシ上部に大きな外観写真を配置している点です。夜のライトアップ写真を配置することでチラシに視覚的なインパクトが生まれ、高級感をアピールでき。

なおこのテンプレートは、必要な基本情報を全て揃えており、画像や文字を差し替えるだけで自社専用にカスタマイズ可能です。

オープンハウス

オープンハウス開催を告知するためのチラシにもテンプレート活用がおすすめです。オープンハウスチラシを作成する際に使える無料テンプレートをご用意したので、ぜひご活用ください。

▼オープンハウスチラシのテンプレート
※画像をクリックしてダウンロードしてください。

このテンプレートのポイントは、家族が多い世帯向けにキッチンの写真を中央に大きく・目立つように配置したことです。キッチンからダイニングやリビングまで奥行があり広々とした空間をイメージしやすくなっています。また、QRコードを配置することで詳細情報を知りたい方がHPにアクセスしやすくなっています。

土地売却・相談会

土地売却・相談会の集客チラシにもテンプレートがよく使われます。土地売却・相談会用にも利用できる不動産のイベントチラシの無料テンプレートをご用意したので、チラシ作成時にご活用ください。

▼土地売却・相談会チラシのテンプレート
※画像をクリックしてダウンロードしてください。

このテンプレートのポイントは、「こんなご相談を解決します」と事例を配置している点です。同じ悩みを抱えた読者を引きつけることができます。また、相談会が無料であることを分かりやすくチラシ上部に配置することで、参加する敷居が下がり、レスポンスの増加が期待できます。

【コラム】ダウンロードできるテンプレサイト集

テンプレートダウンロードサイトを活用すれば経費削減でき、時間をかけずにお好みの不動産チラシを作成することができます。

ここでは、不動産チラシのテンプレートダウンロードサイトを3つご紹介し、サイトごとの特徴を説明します。

(1)ラクスル
(2)Canva(キャンバ)
(3)PIXTA(ピクスタ)

(1)ラクスル

*出典:ラクスル|チラシ・フライヤーの無料デザインテンプレート|印刷のラクスル|不動産(2021年8月14日)

ラクスルはテレビCMでも有名なネット印刷業者です。ラクスルでの印刷が条件となりますが、オンライン上でチラシを全て無料で作れるテンプレートサイトがあり、制作から印刷まで一括でおこなうことができます。不動産チラシのテンプレートは56点(2021年8月14日時点)。

(2)Canva(キャンバ)

*出典:Canva|不動産の折込チラシ(2021年8月14日)

Canva(キャンバ)はオンライン上で使用できるデザインテンプレートサイトです。不動産の折込チラシのテンプレートは5,046点(2021年8月14日時点)。無料でもクオリティの高いテンプレートが豊富にありますが、さらにデザインや機能の幅を広げたいという方には有料プランもあります。

テンプレートサイトを使用するときは「不動産 マンション」「不動産 相談会」「不動産 戸建て」など希望している内容を入れて検索すると、業種が絞られてテンプレート選びがしやすくなります。

(3)PIXTA

*出典:PIXTA(2021年8月14日)

写真素材・ストックフォト販売のPIXTA(ピクスタ)が提供する無料で使えるチラシのテンプレートサイトです。チラシテンプレートの他に写真素材・イラスト素材・動作素材・音楽素材を6,540万点以上扱っています。テンプレートと写真やイラストの素材を組み合わせることで幅広いチラシ作成が可能です。また、ダウンロードしたテンプレートをパワーポイント上で写真や文言を変えるだけで簡単にデザインが作成できます。ただし、使用する画像は購入する必要があります。

2.不動産チラシの作成ポイント6つ

不動産の集客チラシが読者の目に留まり、行動意欲を促すためには、チラシ作成のポイントを押さえておく必要があります。ここでは不動産チラシの作成ポイント6つについて、それぞれ実施内容や見込める効果などを説明します。

▼不動産チラシの作成ポイント

(1)物件の特徴を読者ニーズに寄り添った表現と順序で記載する。
(2)物件が魅力的に見える写真を掲載する
(3)印象に残るようなデザインの軸を固めておく
(4)読者の行動を後押しする文言を差し込む
(5)スタッフの人柄が伝わる顔写真を載せる
(6)来店や資料請求のインセンティブを設定する

(1)物件の特徴を読者ニーズに寄り添った表現と順序で記載する

不動産チラシを作成するときは、売りたい物件の特徴を読者のニーズに寄り添った表現と順序で記載しましょう。ポイントは、読者がその物件に住んだときをイメージできるように書くことです。

▼参考例

物件の特長

読者ニーズ

駅前に〇〇ショッピングモールありお休みの日は駅前の〇〇ショッピングモールでお買い物!
近くに24時間営業のスーパーあり徒歩5分圏内に24時間営業のスーパーあり!毎日買い物できる
広いリビング家族がゆっくり過ごせる広いリビング

 なお、一番伝えたい物件の特徴は『左上』に記載しましょう。人の視線は一般的に、『左上⇒右上⇒左下⇒右下』の順に移動すると言われているからです。

 (2)物件が魅力的に見える写真を掲載する

不動産チラシでは、最もおすすめしたいポイントや伝えたい特長が分かる写真に絞って載せることが大切です。写真を複数枚載せてしまうと、かえって読者にその物件の魅力が伝わりにくくなります。チラシ読者が物件写真を見るときは、一目でチラシの印象を決めてしまうため、厳選した写真を載せましょう。

▼参考例

(3)印象に残るようなデザイン軸を固めておく

集客につながる不動産チラシ作成のポイントは、社名を覚えてもらうために印象に残るようなデザイン・ロゴを作り、継続的に使い続けることです。毎回同じデザイン・ロゴのチラシが届くことで、読者にとって不思議と「よく知っている会社」に変わっていくという効果が期待できます。

そもそも不動産は高額な商品なので、チラシによる短期間での成約は困難です。そのため、チラシを配布するときは「家・マンションを買おう」と思うタイミングで一番に思い出してもらうことを目指しましょう。このチラシは〇〇不動産のチラシだと読者の意識の中に刷り込めると、必要なタイミングで思い出してもらいやすくなります。

(4)読者の行動を後押しする文言を差し込む

不動産チラシには読者の行動を後押しする情報や文言を必ず入れましょう。例えば、店舗につながる電話番号を「お気軽にお問い合わせください」というコピーとセットで記載する、といったことです。そうすることで、単独で電話番号を記載するよりも行動につながる可能性が高まります。チラシを設計するときは、その物件に興味を持った読者が迷わず行動できるように意識すると良いでしょう。

(5)スタッフの人柄が伝わる顔写真を載せる

担当者の顔写真を載せることでスタッフの人柄が伝わり、店舗や物件に対する信頼度が上がることが期待できます。不動産物件の購入は、とても高額な買い物になります。できれば信頼できる人に担当になってもらいたいと読者は思うものです。いくら物件が魅力的でも、読者に信頼してもらえなければ、問い合わせにはつながりません。チラシに担当者の笑顔の顔写真を載せることで、読者の不安が解消しやすくなります。

(6)来店や資料請求のインセンティブを設定する

来店や資料請求の行動のきっかけになるように、インセンティブを設定するのも、一つの方法です。「来店や資料請求された方には〇〇プレゼント」と特典を記載し、見込顧客の行動を促します。インセンティブに魅力を感じた潜在顧客の発掘も期待できます。

▼参考例

【コラム】不動産チラシの配布計画

不動産チラシの実施にあたっては、配布計画にもこだわることがポイントです。作成したチラシのターゲットとなる層がより多くいるエリアに配布することで、同じ予算でも広告効果を高めることができるからです。例えば高級マンションの場合、「年収1,000万円以上の世帯が多いエリア」や「夫婦のみ世帯」。戸建チラシの場合、「借家に住む世帯が多いエリア」や「夫婦と6歳未満の子どもからなる世帯」など、ターゲットとなる属性が多く居住する地域を狙ってチラシを配布することをおすすめします。

当社が提供しているPOP(ポスティング・オリコミ・プランナー)でターゲティング配布計画をした一例です。配布エリア設定を検討する際に参考にしてください。

▼POP(ポスティング・オリコミ・プランナー)プランニング例

折込チラシで静岡駅を中心に半径3㎞商圏で設定した場合、配布部数は78,550部になります。「年収1,000万円以上世帯」で属性を設定すると22,7.00部に絞ることができます。カテゴリは最大5つまで、配布地域は2~10㎞まで選択が可能です。(2021年8月19日)

*参考:ポスティング・オリコミ・プランナー|配布計画

3.まとめ

不動産チラシを作るときは、時間短縮・経費削減のためにテンプレートの活用が有効です。なお、不動産はいきなり成果が出ることはまれな商材なので、根気よく長期間にわたってチラシを実施することが大事になります。自分で不動産チラシを作成する場合は、効果的な作成ポイントを理解したうえで、イベントなどで数多くの見込み客を獲得することを目指しましょう。

なお、この記事では「不動産チラシ」に特化したテクニックを中心に紹介しています。チラシ広告初心者の方で、もっと概要寄りのデザイン作成やチラシ配布の方法について知りたい方のために、下のような記事をご用意しています。ぜひご覧ください。

▼「ポスティング・オリコミ・プランニング・インストラクター」内の初心者向け記事

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