生命保険チラシのテンプレート3選｜チラシの反響を高めるコツも

生命保険の加入者募集はチラシを使った販促も有効です。一方で、保険の種類が多いために、消費者への効果的なアプローチ方法やチラシの紙面作成に悩まれている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、見込み顧客の獲得を目的とした生命保険チラシのテンプレートを3つご用意しました。また、生命保険チラシの集客効果を高める7つのコツについて解説しています。

1.【無料テンプレート】生命保険のチラシ3選

高額で長期期間の契約となる生命保険は申し込みのハードルが高いため、まずはイベントや相談会、資料請求などのハードルを下げる仕組みで見込み客の獲得を目指しましょう。イベントや相談会などを告知するチラシは、テンプレートを利用することで手軽に作成できます。ここでは、セミナーチラシ、相談会チラシ、商品PR・資料請求チラシの3種類の無料テンプレートを用意しました。それぞれの活用シーンや作成ポイントをご紹介します。

セミナーチラシ

保険についてゼロから学ぶセミナーを告知するチラシは、ターゲットが自分のことだと思ってもらうことがポイントです。また、掲載すべき要素がある程度決まっているため、テンプレートの活用がおすすめです。

▼セミナーチラシテンプレート
※画像をクリックするとAIデータをダンロードできます。
こちらのチラシテンプレートは、セミナーの日程など詳細情報と店舗情報を自社のデータに書き換えれば、すぐに活用できます。

テンプレートにおけるデザインのポイント

 また、スマホから簡単に申し込みできるように、予約専用のQRコードを掲載してあります。チラシ内のQRコード作成方法については「QRコード付きチラシで失敗する6つの理由！成功方法も紹介」で詳しく解説しています。

相談会チラシ

生命保険の相談会をPRするチラシの作成ポイントは、ターゲット自身が相談しているイメージができるようにすることです。また、掲載すべき要素がある程度決まっているため、テンプレートの活用がおすすめです。

▼相談会チラシテンプレート
※画像をクリックするとAIデータをダンロードできます

こちらのチラシテンプレートは、相談会のイメージ写真、店内写真、地図、申し込み方法と店舗情報を自社のデータに書き換えれば、すぐに活用できます。

テンプレートにおけるデザインのポイント

商品PR・資料請求チラシ

生命保険の商品PR・資料請求のチラシは、ハードルを下げた導線で作成するのがポイントです。また、掲載すべき要素がある程度決まっているため、テンプレート活用がおすすめです。

▼商品PR・資料請求チラシテンプレート
※画像をクリックするとAIデータをダンロードできます

こちらのチラシテンプレートは、プレゼントの詳細や店舗情報を自社のデータに書き換えれば、すぐに活用できます。また、申し込み導線となる専用のQRコードを取得し、反映してください。

テンプレートにおけるデザインのポイント
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【コラム】ダウンロードできるテンプレサイト3選

生命保険チラシを作成する際に参考になるテンプレートサイトを3つご紹介します。ご自身でチラシを作成する際は、テンプレートを活用することで、時間短縮とデザイン性を高めることが期待できます。

▼チラシのテンプレートサイト

 ラクスル

出典：ラクスル｜金融・保険（2022年2月16日）

ラクスルにはオンライン上でチラシを無料で作れるテンプレートがあります。ラクスルで印刷することが条件となりますが、印刷から配布までトータルで注文できるところが特徴です。

キーワード検索欄に「保険」と入れて検索すると、セミナーや相談会、サービス紹介のテンプレートが多数表示されます。

パワポン

出典：パワポン｜保険（2022年2月16日）

パワポンはパワーポイントのチラシテンプレートを提供しています。テンプレートは無料でダウンロード可能ですが、アスクルのネット印刷「パプリ」に会員登録が必要です。簡単に素早く、本格的なチラシが作成できるところが特徴です。

絞り込み検索欄に「保険」で検索すると数は少ないですがいくつか参考になるテンプレートを見つけることができます。パワーポイントでチラシ作成を検討している方におすすめです。パワーポイントを使ったチラシ作成の方法については「パワーポイントのチラシ作成術｜テンプレの選び方やおすすめサイトも」を参考にしてください。

Canva

※出典：canva｜保険（2022年2月16日）

Canvaはオンライン上で使用できるデザイン作成ツールです。特徴は、オンライン上でチラシを作成するので、チラシ作成ソフトが必要ないことです。また、豊富なテンプレートや素材を活用すればデザイン性の高いチラシを作成することができます。テンプレートは無料と有料がありますので注意してください。

検索欄に「セミナー」や「相談会」で検索して気に入ったデザインを活用してみてください。Canvaを使ったチラシ作成の方法については「無料でチラシ作成！おすすめアプリ4選｜チラシ作成の実践例2つ」を参考にしてください。

2.生命保険チラシを作るときのコツ7点

生命保険の告知チラシには、特有の作成ポイントがいくつかあります。以下では、集客効果を高める7つのポイントを挙げ、実施方法や注意点をご紹介します。

▼生命保険チラシ作成ポイント

（1）ターゲットを明確にする

生命保険のチラシから申し込みや相談につなげるためには、ターゲットを明確にすることです。生命保険は種類が多く、保険の種類によってチラシを届けるべき人の属性も異なるため、チラシのターゲットを最初に明確にしておきましょう。提案する生命保険は、ターゲットのライフイベントを想定することで、考えやすくなります。

以下はチラシ読者の年代別ライフイベントと提案する生命保険の一例です。チラシ内容を検討する際に参考にしてください。

▼年代別のライフイベントと生命保険の一例

（2）保障内容や特典の種類を整理して伝える

生命保険は保障内容や特約の種類が非常に多いので、チラシの紙面上に掲載する情報や見せ方を整理して伝えることが大切です。保障を受け取れるタイミングや期間、一生涯保証の有無、対象となる病気の種類、満期の扱い、などプロでないとわからないことが多いので、ターゲットに合わせて判断に迷いそうなところを整理して端的に伝えましょう。

以下は生命保険の一つである死亡保険について保障、返戻金、メリット、デメリットなどをまとめた一例です。死亡保険の基本種類として、定期保険、終身保険、養老保険の3つに分けています。保険を検討している方向けに、顧客が知りたい情報を分かりやすくまとめて伝えましょう。

▼死亡保険をまとめた一例

（3）未来が想像できるキャッチコピーを設定する

生命保険チラシのキャッチコピーは、ターゲットがチラシを見たときに「自分や家族に関係する内容だ」と思ってもらうことがポイントです。人によって必要な生命保険は変わります。読み手の悩みの解決になるフレーズや読み手が得られるメリットを掲載しましょう。しかし、あまり過度な表現は、信頼を失いますので注意が必要です。

以下はシンプルで覚えやすいキャッチコピーの一例です。ターゲットの悩みの解決や得られるメリットを想像して決めましょう。

▼キャッチコピー一例

（4）価格やプランの根拠を説明する

生命保険チラシでは、価格やプランがおすすめである根拠を説明する必要があります。「申し込みがネットだから安い」「がんの特約が充実しているプラン」など、売りとなるポイントがはっきりしていると説得力が出ます。ターゲットに合わせたプランと一緒に価格やセールスポイントの根拠を掲載しましょう。伝えるときのポイントは正しい情報を分かりやすく掲載することです。

以下はプランの売りとなるポイントの一例です。売りのポイントを端的に掲載してください。

▼売りとなるポイントの一例

（5）期間限定のオファーを掲載する

生命保険チラシには、受け取った人だけの特別感を持ってもらうために、資料請求やセミナー参加、相談会の特典などを掲載しましょう。チラシを見た人だけの特別な情報が、申し込みや問い合わせのきっかけになります。掲載する特典は、ターゲットが興味や関心を持っていることをイメージして決めましょう。

特典はターゲットにとって分かりやすいメリットです。以下の一例のように、ターゲットにとって、分かりやすい特典を目に留まりやすい位置に掲載しましょう。

▼特典の一例

（6）スタッフの写真を載せる

生命保険の相談会チラシを作成する際は、応対する相談員の顔写真やイラストを載せましょう。資格などのプロフィールや相談風景の写真も載せるとさらに効果的です。チラシの読み手は、チラシを見たときに、どのような相談員が対応してくれるのか、店舗がどのような雰囲気なのか、といったことにも関心があります。読み手の不安を少しでも和らげるために、スタッフの情報について可能な範囲内で掲載することをおすすめします。

以下は接客イメージ、店舗、相談員紹介などの一例です。一目で分かるように掲載することがポイントです。

（7）保険チラシは規制内容に気をつける

生命保険チラシは法律に抵触しないように注意が必要です。保険広告では、保険の知識が少ない一般消費者に正しい情報を届けるために景品表示法^＊と保険業法^＊という2つの法律で規制が設けられています。規制に違反すると措置命令や罰金が科せられるだけではなく、加入者と後々のトラブルになりますので、気をつけましょう。

規制されている主な内容は以下のとおりです。表現は細心の注意をして掲載内容を決めましょう。

▼規制となる主な表現

*参考：e-Gov法令検索｜不当景品類及び不当表示防止法　第5条

*参考：e-Gov法令検索|保険業法

【コラム】生命保険チラシの配布計画

生命保険チラシで費用対効果を高めるには、どこの誰に、どのタイミングでチラシを配布するのかを考える配布計画にもこだわることがポイントです。エリアやターゲットを絞った配布計画で、同じ予算でも広告効果を高めることができるからです。配布エリアは「夫婦と6歳未満の子どもから成る世帯」「医療保険費を多く支払う世帯」など、ターゲットとなる属性が多く居住する地域が狙い目です。

当社が提供しているポスティング・オリコミ・プランナー（POP）でターゲティング配布計画をした一例です。配布エリア設定を検討する際に参考にしてください。

▼POPプラニング例

＊参考：ポスティング・オリコミ・プランナー｜配布計画（2022年2月16日）

ポスティングで港区麻布十番を中心1㎞商圏で設定した場合、夫婦と6歳未満の子どもから成る世帯」「医療保険費を多く支払う世帯」で属性を設定すると配布部数は7,400部になります。カテゴリは最大5つまで、配布地域は0.5～4.5㎞まで選択ができます。また、配布地域は町丁目指定も可能です

3.まとめ

生命保険チラシは、作成ポイントを理解した上で無料テンプレートを活用すれば簡単に作成できます。セミナー・相談会の告知や資料請求の案内などをチラシに載せることで申し込みや問い合わせのハードルを下げ、より多くの見込み顧客の獲得を目指しましょう。

なお、この記事では「生命保険チラシ」に特化したテクニックを中心に紹介しています。POPin’では、チラシ広告初心者の方で、もっと概要寄りのデザイン作成やチラシ配布の方法について知りたい方のために、以下のような記事を用意しています。ぜひご覧ください。

▼「ポスティング・オリコミ・プランニング・インストラクター」内の初心者向け記事