クーポン付きチラシのテンプレート2選|反響率を高める作り方のコツも解説

チラシでの集客効果を高めるためにはクーポン付きチラシが有効です。一方でクーポンの作成方法でお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そのような方向けに汎用的に使えそうなテンプレートを2つご用意しました。また、クーポンの作成ポイントや、クーポンによる集客効果を高める5つのポイントについて解説しています。

1. 【無料テンプレート】クーポン付きチラシ2選

一般的に使われることの多い「割引券チラシ」「見本請求券チラシ」は新しい顧客を来店させる動機付けに有効です。ここでは、さまざまな業種に使える汎用的なクーポン付きチラシのテンプレートを2つご用意しました。また、それぞれの活用シーンや作成ポイントについてもご紹介します。

・割引券チラシ
・見本請求券チラシ

割引券チラシ

割引券付きのチラシは割引券の位置、形、色を工夫して目立つデザインにする必要があるため、テンプートの活用がおすすめです。以下の画像をクリックするとテンプレートデータをダウンロードいただけます。

▼割引券チラシのテンプレート

こちらのテンプレートは、写真、住所、クーポン内容を自店舗用の情報に替えることですぐに活用できます。

▼テンプレートにおけるデザインのポイント

1.クーポンを目立たせる
→目に留まるクーポンにより来店メリットをアピールする

2. 写真を大きく掲載する
→自店のイメージを視覚的に伝える

3. QRコードを入れる
→ホームページに誘導してより自店を知ってもらう

このテンプレートでは、読者がチラシをぱっと見たとき目に留まるよう、左上に大きな三角クーポンを付けてアピールしています。また、お得感を実感できる金額に設定することで集客率が上がります。

見本請求券チラシ

見本請求券付きのチラシはクーポンデザインをある程度固定できるので、汎用的に使えるためテンプートの活用がおすすめです。以下の画像をクリックするとAiのテンプレートデータをダウンロードいただけます。

▼見本請求券チラシのテンプレート
※画像をクリックしてダンロードしてください。

こちらのテンプレートは、写真、住所、見本請求券内容を自店舗の情報に替えることですぐに活用ができます。

▼テンプレートにおけるデザインのポイント

1. 写真、イラスト、文字を見やすくレイアウトする
→見本請求券内容を明確に伝えることで来店につなげる

2. 一番上に大きく店名を入れる
→レイアウトにより美容室チラシと一目で認識させる

3. 自店の写真を大きく掲載する
→来店イメージを持ってもらう

このテンプレートでは、お得感を演出し来店意欲を刺激するためにお試し価格を設定しています。通常価格や有効期限を載せることで「限定価格」であることをアピールし集客につなげる狙いです。

【コラム】クーポン付きチラシのテンプレサイト集

クーポン付きチラシはクーポンの位置、サイズ、形、数によりデザインが大きく変わってくるのでテンプレサイトの活用が便利です。ここでは、クーポン付きチラシのテンプレートサイトを3つご紹介します。サイトによりバリエーションが異なるので、比較しながら合ったもの選びましょう。

▼クーポン付きチラシのテンプレートサイト

(1)ラクスル
(2)プリントパック
(3)Canva

(1)ラクスル

テレビCMでおなじみのラクスルはネットで簡単に印刷物を注文できる印刷通販サイトです。デザインサービスから「クーポン」で検索すると色々な業種のチラシテンプレートが表示されます。はじめて利用する場合は会員登録が必要になりますが、デザイン案が思いつかない場合はテンプレート利用をおすすめします。

出典:ラクスル|クーポン付きチラシテンプレート(2022年3月11日)

(2)プリントパック

印刷通販最大手のプリントパック。誰もが手軽に印刷発注できるサイトで、サイト内の「クーポン付きチラシ」を選択すればクーポンタイプ(クーポン2枚綴りから24枚綴り)のテンプレートをダウンロードできます。クーポンの形状や数に悩んだときには活用してみましょう。

※出典:プリントパック|クーポン付きチラシテンプレート(2022年3月11日)

(3)Canva

オンラインテンプレートで簡単にデザインができるサイト。「今すぐクーポンデザインを作成」をクリックすれば色々なテンプレートを使用でき、フォントの変更、サイズの変更、自店の写真をアップロードして使用することも可能です。ほかのサイトよりも直感的に文字や写真をレイアウトができ初心者にもわかりやすく、SNS広告への連携機能も充実しています。可愛らしいデザインも多く、若者向けのチラシ作成におすすめします。

※出典:Canva|クーポン付きチラシテンプレート(2022年3月11日)

2.クーポン付きチラシの作成ポイント5つ

クーポン付きチラシを作成するときに押さえておきたいポイントを5つご紹介します。

▼クーポン付きチラシ作成ポイント

(1)ターゲット層を明確に設定しクーポン内容を決める
(2)目立つクーポンを作成する
(3)クーポンが使いやすい利用方法に設定する
(4)ガイドラインとの整合性をチェックする
(5)基本情報をもれなく載せる

(1)ターゲット層を明確に設定しクーポン内容を決める

狙ったターゲットを集客するためには、ターゲット層が好むクーポンを設定した上で、クーポン内容を決めることが重要です。例えば、飲食店で若い女性がターゲットならランチのクーポン、年齢が高い層ならディナーのクーポン、といったように狙っているターゲット層とクーポン内容をセットで考えましょう。

下記は、よく利用されるクーポンの種類の一例です。種類によって内容が異なりますので自店がどのクーポンを使用して来店促進をするか考えて作成しましょう。

▼来店促進に役立つクーポンの種類

例えば、新規顧客獲得につなげたい場合は「お試しクーポン」や「無料クーポン」により自店を知ってもらうきっかけを作りましょう。ただし、上記クーポンを頻発するとクーポンハンターのみの来店になる可能性があるので注意が必要です。

(2)目立つクーポンを作成する

チラシ読者の目を引くためには、クーポン自体を目立たせることが重要です。多くのチラシの中からお得な情報(クーポン)があることが一目で分かるように色や言葉で目立たせることを意識しましょう。

下記は、一目でクーポンとわかる色、形状を意識して作成しました。クーポンを付けるなら必ず目立たせることが重要です。

▼目立つクーポン例

クーポンを目立たせるために三角形状、金色の下地に赤文字にしてあります。書体も視認性が高いゴシックや明朝体を使用することをおすすめします。

(3)クーポンが使いやすい利用方法に設定する

クーポンの利用方法は、チラシの集客効果を高めるためにターゲット層が使いやすいように設定することが重要です。例えば、高齢層なら切り取りクーポン、若年層ならQRを読み込んで利用するスマホクーポンなどです。年齢が若い方はスマホ決済が主流で紙クーポンを持参しない、一方で年齢が高い方は紙クーポンを使用する率が高いため、クーポンを使用してもらいたい年齢層(ターゲット)によりクーポンの利用条件を変えることで集客率アップが期待できます。

下記は、紙クーポンのサンプルです。

▼紙クーポン例

紙クーポンを使いやすくするために切り取り線を入れてあります。また、通常価格を入れることでお試し券のお得感を実感してもらえます。

(4)ガイドラインとの整合性をチェックする

チラシのクーポンが法的に問題なく利用できるよう、チラシを入稿する前にはガイドラインとの整合性のチェックが不可欠です。景品表示法に違反すると、チラシクーポンを制作した店舗が行政指導を受けたり、課微金の支払いを命じられたりするリスクがあります。また、明らかに不当なクーポンの場合は店舗に対する不信感にもつながります。

不当なクーポンの例として「メーカー希望価格50%オフ」と表示してあるがメーカー価格をチラシ紙面に表示していない、「国産牛肉プレゼント」と表示してあるが海外産牛肉で事実に反する内容、といったケースが挙げられます。

▼景品表示法の趣旨

(1)不当な景品類及び表示による顧客の誘引を防止
(2)一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれのある行為の制限及び禁止
(3)一般消費者の利益を保護すること

景品表示法では、嘘や大げさな表示により消費者をだますような表示を禁止しています。自社のサービスがあたかも他社よりも安いように表示すること、根拠のない効果や性能を表示すること、融資費用について実質年率が明瞭に記載されていない不当表示などが該当します。具体的には不当表示の禁止、優良誤認表示、有利誤認表示、その他誤認表示の禁止、景品類の制限及び禁止、一般懸賞、共同懸賞、総付景品の提供制限があります。

入稿前に消費者庁の各種ガイドライン*に目を通し、問題ないかチェックしましょう。不明点がある場合は消費者庁への確認をおすすめします。
*参考:消費者庁 景品表示法

(5)基本情報をもれなく載せる

クーポン付きチラシには基本情報を載せることが大事です。来店や問い合わせがしやすいように住所、電話番号、営業時間、定休日、駐車場、ホームページ、QRコードなどを細かく掲載することで来店のきっかけ作りができます。

下記は、チラシの紙面上に掲載しておきたい基本情報の一例です。

▼クーポン付きチラシに掲載する基本情報の一例

・住所
・電話番号
・営業時間
・定休日
・駐車場の有無
・案内地図

【コラム】クーポン付きチラシの配布計画

クーポン付きチラシの配布エリア・配布日・配布枚数・配布ターゲットといった配布計画にもこだわることが大切です。クーポン付きチラシの費用対効果は、ターゲットを絞ることで効果を高めることが期待できます。配布エリアは「女性人口30~40歳が多いエリア」など、上記チラシサンプルの飲食店や美容室のメインターゲットとなる属性が多く居住する地域を狙いチラシを配布するとことをおすすめします。

下記は、当社が提供しているポスティング・オリコミ・プランナー(POP)でターゲティング配布計画をした一例です。配布エリア設定を検討する際に参考にしてください。

▼POPプラニング例

ポスティングで港区麻布十番を中心2㎞商圏で設定した場合、「女性人口30~40歳」で属性を設定すると配布部数は41,300部になります。カテゴリは最大5つまで、配布地域は0.5~4.5㎞まで選択が可能です。(2022年3月11日)
*参考:ポスティング・オリコミ・プランナー|配布計画

3.まとめ

クーポン付きチラシは、テンプレートの活用がおすすめです。そして、チラシ作成のポイントを押さえておくことでチラシ読者の目に留まりやすく、さらにお得感を得られるチラシに仕上げられます。

なお、この記事では「クーポン付きチラシ」に特化したテクニックを中心に紹介しています。PoPin’では、チラシ広告初心者の方で、もっと概要寄りのデザイン作成やチラシ配布の方法について知りたい方のために、以下のような記事を用意しています。ぜひご覧ください。

▼「ポスティング・オリコミ・プランニング・インストラクター」内の初心者向け記事

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