イベントの集客効果を高めるコツは?│集客別活用ポイントも

イベントで集客をする際、「人が集まるか不安」「どんなイベントがよいのか」「どうすれば集客効果を高めることできるのか」など悩まれている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、イベントの集客に悩む方のために、イベントの集客効果を高めるコツを紹介しています。また、集客別の活用ポイントについて解説しています。

1.主要なイベントと向いている集客ツール一覧

イベントには、リアルでのイベントやオンラインのイベントなど、さまざまな種類があり多様化しています。最適なイベントや集客方法を選ばないと、イベントを成功させるのが難しくなります。自社の商品・サービスがどのようなイベントに向いているのか、イベントごとの特徴を理解した上で、最適な集客方法を選びましょう。下記に主なイベントの種類ごとの特徴やそれぞれのイベントに向いている集客ツールについてまとめました。

種類特徴集客ツール
記者発表会メディア関係者を集めて、新商材の発表やイベントの告知などをすることで、メディアに取り上げてもらい、認知向上を狙うイベント。案内状

★ツールとして有効と言える条件
・メディア関係者に直接届く
・参加の有無を伺える

展示会商品やサービスを展示して、見込みの高い顧客の獲得を狙うイベント。獲得した見込み客を中長期的に育成することで受注につなぐことができる。DM、メルマガ

★ツールとして有効と言える条件
・直接個人に案内ができる
・案内を複数回できる

セミナーテーマに関心がある人たちが自主的に参加するイベント。テーマに興味や関心があって参加するため、積極的な参加者が多い。DM、SNS、ポスター、折込チラシ

★ツールとして有効と言える条件
・直接個人に案内ができる
・気軽に告知ができる
・口コミ効果が期待できる
・不特定多数に告知ができる

講演会テーマについて詳しい著名人や先生が大勢の人に向けて講演をする聴講中心のイベント。テーマについて理解を深めたい人、知識を得たい人たちが参加する。DM、SNS、ポスター、折込チラシ

★ツールとして有効と言える条件
・直接個人に案内ができる
・気軽に告知ができる
・不特定多数に告知ができる

ワークショップ主催者が主体になるのではなく、概して参加者が主体となって行う体験型験型のイベント。主体性を持って参加できる体験を通じて感じたり考えを深めたりできるため、理解に実感がともないます。ものづくり、教育、まちづくなど種類はさまざま。SNS、DM、ポスター、チラシ設置、折込チラシ、ポスティング

★ツールとして有効と言える条件
・直接個人に案内ができる
・気軽に告知ができる
・口コミ効果が期待できる
・不特定多数に告知ができる

ユーザー交流会商品・サービスの利用者が集まって、人と人のつながりを生み出すイベント。利用者との関係性を深めることができる。SNS、DM、ポスター、チラシ設置

★ツールとして有効と言える条件
・気軽に告知ができる
・直接個人に案内ができる
・口コミ効果が期待できる

優待セール特定の顧客に対して、招待制の販売イベント。顧客のロイヤリティを高めることができる。DM

★ツールとして有効と言える条件
・直接個人に案内ができる・特別感がある

 

2.イベントの集客効果を高めるコツ

ターゲットをより多く集め、イベントを成功させるためにはコツがあります。イベントの集客効果を高めるための主な4つのコツをご紹介し、それぞれの考え方・実施方法について解説していきます。

(1)イベントの目的や目標を明確にする
(2)参加するメリットを明確にする
(3)ターゲットに合ったイベントにする
(4)参加するハードルを下げる

(1)イベントの目的や目標を明確にする

イベントの集客効果を高めるコツは、始めに何のためにイベントを開催するのか、イベントの目的や目標を具体的に設定することです。目的や目標が設定されていなかったり、ずれていたりすると、ただイベントを開催しただけに終わってしまい、期待する成果にはつながりません。下記にイベントの目的・目標の一例を挙げました。見込み顧客獲得やブランディング、認知度アップなどのイベントの目的と合わせ、目標はできるだけ具体的に数値で定めるようにしましょう。

▼イベントの目的・目標の一例

・目的:新規顧客の獲得、目標:件数20件
・目的:見込み顧客の獲得、目標:件数300件
・目的:商品・サービスの認知度アップ、目標:人数300人
・目的:購買意欲の向上、目標:売上200万円
・目的:既存客との関連性を深める、目標:参加人数100人

イベントの目的は、イベントで最終的に実現したいゴールを一つに絞って設定し、目標は来場者数、見込み獲得数など数値で設定することをおすすめします。また、目的・目標が明確になっていれば、イベントの構成や運営についてメンバー間で意見が食い違った際に、軸がぶれることがなく進めることができます。

イベントの目的や目標を明確にしたうえで、次にターゲットを検討するようにしましょう。ターゲットを検討する際は、年齢や性別、住居エリアなどの属性だけではなく、趣味嗜好など特定の人物像の詳細を設定したペルソナ設定をしたほうが、ターゲットが魅力を感じるアプローチがイメージできます。続いて、イベントの目的とターゲットにあった集客方法を検討していきます。

(2)参加するメリットを明確にする

イベントでは、ターゲットがイベントに参加することでどのようなメリットが得られるのかを明確にすることで、集客効果を高めることができます。ターゲットがイベントに参加することで、プラスになることをイメージできるかがポイントとなります。ターゲットにとってのメリットには、イベント参加を通じて、できる体験と得られる学びや悩みが解決できることなどがあるでしょう。ターゲット層に近い方々に事前にヒアリングをしたり、イベント時にアンケートをしたりすることで収集が可能となります。

また、アンケートはイベントの振り返りとしても有効な手段なので、実施するようにしましょう。イベントに参加した人の属性のほか、イベントをどうように知ったのか、イベントに満足したのかなどを把握することで、次回のイベントに向けての課題が見え、より良いイベントにつなげることができます。 

(3)ターゲットに合ったイベントにする

イベントの集客効果を高めるコツは、イベント内容を設定したターゲットに合わせることです。イベント内容がターゲットに合っていないと効果的なイベントを企画することは難しくなります。イベント内容は、ターゲットの視点でテーマやコンセプトを立て、企画しましょう。例えばスポーツクラブのイベントで、ターゲットがファミリー層の場合は、プロスポーツ選手を夢見るお子さんと一緒に親子で楽しむことができる、元プロスポーツ選手のセミナーや体験レッスンなどのイベントがおすすめです。

(4)参加するハードルを下げる

イベントは、興味を持ってくれたターゲットが気軽に参加できるようにすることで集客効果を高めることができます。ターゲットが参加しやすい日時や場所で開催するようことをおすすめします。駅から遠いなどアクセスが悪い場所では、参加しづらくなってしまうからです。また、イベントに合わせて参加プレゼントなどの特典を用意することで、イベント参加する動機づけとなり、イベント参加の満足度向上も期待できます。プレゼントは、お菓子、ペン、メモ帳などや試供品、割引券などターゲットがもらって嬉しいものを用意しましょう。

事前申し込みが必要なイベントの場合は、参加者にとって気軽に申し込みができるように、電話だけではなく、ファッスクやメール、専用の申し込みフォームなどさまざまな申し込み方法を用意しましょう。また、チラシにはQRコード、SNSにはリンクを付けて申し込み専用フォームに誘導することをおすすめします。Web上で申し込みをしてもらうことで、主催者にとっても、参加者の管理をしやすくなるメリットがあります。

【コラム】集客ツールにはコロナ対策を盛り込む

ポストコロナの時代の中、リアルなイベントを開催する際は、コロナ対策が欠かせません。徹底したコロナ対策を行ったとしても、リスクはゼロにすることはできませんが、ターゲットに安心してイベントに参加してもらうにはコロナ対策を十分にしていることを告知しておくことで参加する方に安心感を与えることができます。以下は、イベント告知チラシに掲載したコロナ対策の一例です。

コロナ対策についての取り組みや参加する方へのお願いは文字だけよりもアイコンやイラストで表示した方が幅広い層の方に、一目で伝わりやすくなります。

また、感染対策は、内閣官房の「新型コロナウイルス感染症の対応について」の業種ごとのガイドラインや各自治体のガイトラインに沿って設定しましょう。

3.イベントの集客方法別】活用ポイント

イベント集客の方法は、ターゲットや対象となるビジネスで変わってきます。そして、イベント集客の集客結果は、集客方法の活用の仕方次第で変わります。イベントの集客方法の主な5つについて、それぞれの特徴や向いているイベント、活用ポイントなどを解説します。

(1)SNS
(2)Webサイト
(3)メルマガ
(4)DM
(5)折込チラシ、ポスティング

(1)SNS

SNSは、気軽に素早く情報発信できるツールです。口コミや拡散が期待でき、幅広い層に対してイベントを告知したい場合に向いています。基本は無料で情報を発信できる上に、フォロワー数が多くなるほど高い反響が期待できるので、日頃から情報発信をしてフォロワーを集めておくことがポイントです。

しかしフォロワー数が少ない場合は、SNSで告知をしても集客につながる可能性が低いです。その場合は、SNS広告を活用したりインフルエンサーを起用したりすることで集客が見込めます。SNSには、Twitter、Facebook、Instagramなどがあり、それぞれの特徴やユーザー層が変わるのでイベントに合わせて最適な告知方法を選びましょう。

SNSツールの種類集客に向いているイベント活用ポイント
Twitterイベント全般・手軽に文字情報を発信しやすい
・リアルタイム性が高い
・リツイートで拡散が期待できる
Facebook講演会、セミナー、ワークショップ・イベント周知向け機能がある
Instagramユーザー交流会、女性向けイベント・写真や動画でイベント内容を伝えやすい
・若年層が多い

(2)Webサイト

サイトのページは、掲載できる情報が多く自由度も高いため、どのイベント集客にも向いています。例えば、イベント情報を集約した専用ページや申し込み方法、過去のイベント実績など、画像や動画、文字など掲載できます。

ただし、Web上にページを設置しただけでは見てもらえず、多くの人に触れてもらうための工夫が必要です。例えば、Web広告に出稿する、SNS、メルマガ、チラシなどから経由してWebサイトにアクセスしてもらう、といった戦略を考えましょう。また、イベント告知専用ページの制作と合わせ、申し込みが簡単にできるように申し込み専用フォームを用意しておくことをおすすめします。

なお、Webサイトを集客ツールとして活用する場合は、アクセス解析ツールを使ってアクセス数が測定できるようにしておくことが重要です。何人がサイトにアクセスしてくれたのか、どの集客からアクセスしてくれたのかを把握することで、次回のイベント告知方法に生かすことができるからです。

(3)メルマガ

メルマガは、過去のイベント参加者や見込み客に対し情報が発信できる告知手段です。セミナーやワークショップ、ユーザー交流会のイベント告知に向いていて、もともと興味関心が高い人が対象となるので、高い効果が期待できます。また、費用もほとんど掛からないので、送付先リストさえあれば実行しやすい集客方法です。メルマガでのイベント告知は、複数回配信して認知度を上げることで、集客につながる可能性が高くなります。

注意点は、何度もしつこく配信してしまうと期待していた効果が出ないどころか、自社の印象を悪くしてしまうことです。受け手側に、有益な情報を配信してくれない会社と判断されてしまうため、逆効果となってしまいます。さらに、煽り文句といった過剰な情報もメルマガ登録解除の要因となり、かえって逆効果となるので、控えましょう。

また、メール配信システムを活用することで、開封率やクリック率の把握に加えて、URLをクリックした人を特定できます。これらの情報を数字ではっきりと知り、結果をもとに改善を繰り返すことで、集客を高められます。

(4)DM

DMは法人や個人のターゲットに直接情報を届けることができる告知手段です。記者発表会、展示会、講演会、セミナー、優待セールなどの特別感のあるイベントの告知をするのに向いています。DMをうまく活用するポイントは、送付先のリストを定期的にメンテナンスしておくことです。例えば、リスト取得日が近い、購入歴がある、といった顧客ほど集客に結びつきやすく送付先として優先度が高いでしょう。一方で、リスト取得してから数年経っている、一度も来店されたことがない、といった方は集客につながりにくいため、送付先として優先度が低いと言えます。

メルマガの開封率は5~15%程度といわれています。DMは、60%程度と開封率が高いだけではなく、封筒・内容物の自由度が高く、伝えたいことに対する表現の工夫がしやすいところが特徴です。事前に申し込みが必要な場合は、返信用のファックスや申し込みフォームなどを用意しておきましょう。

(5)折込チラシ、ポスティング

折込チラシやポスティングは、広く浅くイベントを告知するのに最適な告知手段です。広域に告知が必要な講演会やセミナーなどのイベント告知に向いています。どのような方にイベントに参加して欲しいかを決めた上で、ターゲットが居住している地域にチラシを配布することで、効果が発揮されます。例えば、子育て世帯がターゲットの場合は、子育て世代が多く居住している新興住宅地にチラシを重点的に配布することで、より多くのターゲットにチラシを届けることができます。

なお、反響はチラシのデザインにも左右されます。目立つ写真やわかりやすいキャッチフレーズなどで、一目でどのようなイベントなのかが認識できるデザインにすることがポイントです。WebサイトやSNSへの誘導や口コミ効果を狙いましょう。

イベントチラシの作成ポイントについては記事「イベント用チラシのテンプレート3選|集客UPにつながるポイントも」で詳しく解説しています。

【コラム】ターゲットを絞った配布

当社が提供しているポスティング・オリコミ・プランナー(POP)を使えば、指定した属性が多く居住するエリアにチラシを配布することができます。例えば住宅会社のイベントチラシで小さなお子さんがいる家族がターゲットの場合、「夫婦と6歳未満の子供からなる世帯」や「年収500~700万円未満」など、ターゲットとなる属性が多く居住する地域を優先的に配布することで高い効果が見込まれます。

▼ポスティング・オリコミ・プランナー(POP)を使った住宅会社の一例

*参考:ポスティング・オリコミ・プランナー|トップページ(2022年7月14日)

4.まとめ

イベント集客では、商品・サービスの認知度向上などイベントの目的に合わせ、ひとりでも多くのターゲットを集めることできるかが成功の鍵となります。イベント集客を成功させるためには、集客効果を高めるコツを理解した上で、より多くのターゲットにイベントを知ってもらえるよう、最適な宣伝方法を選びましょう。

PoPin’では、チラシ広告初心者の方で、もっと概要寄りのデザイン作成やチラシ配布の方法について知りたい方のために、以下のような記事を用意しています。ぜひご覧ください。

▼「ポスティング・オリコミ・プランニング・インストラクター」内の初心者向け記事

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