紙媒体の種類や特徴│紙媒体を活用するメリットは?

商品・サービスを紙媒体で宣伝するときに、「紙媒体はどんな種類があるのか」「紙媒体は効果があるのか」など悩まれている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、紙媒体の種類や特徴について説明をしています。また、紙媒体を活用するメリットやデメリットを解説します。

1.紙媒体とは?どんな広告に使われる?

紙媒体とは、情報が紙に印刷された媒体のことで「紙メディア」ともいわれています。紙媒体の種類は、チラシを配布するポスティングや折込チラシ、広告を掲載する雑誌、新聞などがあります。

以下は、紙媒体の種類と媒体ごとの特徴とよく使われるケースについてまとめたものです。

媒体の種類特徴よく使われるケース
ポスティング・ターゲットが多く居住する町丁目に届けられる
・集合住宅などセグメントしたターゲットに届けられる
・地域密着型の小規模事業の宣伝

・ターゲットが絞られている

折込チラシ・新聞読者に届けられる

・指定日に大部数を配布できる

・ターゲット層が広い

・シニア層のアプローチしたい

・広域に宣伝をしたい

ダイレクトメール・個人や企業に直接アプローチできる・見込みリストを持っている

・高額商品の宣伝

フリーパーパー・フリーマガジン・特定地域の読者層にアプローチできる・ターゲットが絞られている

・地域限定での宣伝

雑誌・ターゲットに合った読者層にアプローチできる

・保存性が高い

・ターゲットが絞られている

・ブランドイメージの向上

新聞・社会的信頼性が高い

・広域に宣伝ができる

・新しい商品・サービスの紹介

・企業イメージの向上

・県単位や全国に宣伝をしたい

媒体ごとに得意とする分野が分かれていますので、媒体ごとの紙ならではの特徴やよく使われるケースについて詳しく解説していきます。

(1)ポスティング

ポスティングは、各家庭のポストに企業の商品・サービスを広告宣伝する紙媒体の一種です。チラシを配る地域を、町丁目単位で細かく設定でき、配布する地域によっては集合住宅や新聞無読者世帯、事業者などセグメントできるため、学習塾、住宅、リフォーム、エステ、美容室、リサイクル、整体といった地元の小規模店舗のオープン告知やキャンペーン告知などの宣伝で効果がでやすいといわれています。

ポスティングは、ターゲットが定められた商品やサービスの宣伝で効果を出やすいといわれています。配布費用は配布する地域やチラシサイズによって異なりますが、例えばA4チラシを10,000枚配布した場合の費用は、45,000円程度となります。

また、ポストに投函するポスティングは、チラシ以外の販促物を配ることができるとこも特徴のひとつです。例えば、サンプル、ティッシュ、マグネットなどポストに投函できるサイズであれば配布することができます。

ポスティングの概要やメリット・デメリットについては、「ポスティングとは?やり方やメリット、向いている業種を解説!」で詳しく解説しています。

(2)折込チラシ

折込チラシとは、各家庭に配達される新聞と一緒に企業の商品・サービスを広告宣伝する紙媒体のひとつです。折込チラシの情報は、高齢者層や主婦層にとって、買い物を決める判断材料となっているため、スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、家電販売店などのターゲット層が広い業種での特売情報などの宣伝で効果が出やすいといわれています。

 折込チラシの特徴は、折込する新聞(※地域によっては新聞指定ができない)、配布日、配布する場所を、地域単位で設定ができるところです。さらには、大部数を1日で配布できるため、大型店やチェーン店で活用されています。

費用は折込する地域やチラシサイズによって異なりますが、例えばB4チラシを10,000枚配布した場合の折込代は35,000円程度となります。

折込チラシの特徴や活用に向いている業種、他の広告手法と比較したメリット・デメリットついては、「折込チラシとは?メリットや費用相場、ポスティングとの違いを解説!」で詳しく解説しています。

(3)ダイレクトメール

ダイレクトメールとは、企業が広告宣伝の目的で個人あるいは企業に、チラシやカタログなどの印刷物を送る紙媒体です。ダイレクトメールは、通信販売、住宅会社、自動車ディーラー、保険、貴金属など、高価格帯の商品や購入まで時間が掛かる業種でよく活用され、見込みの高いターゲットに対して、商品やサービスを宣伝できるところが特徴です。

発送代は、発送物のサイズや重さで異なりますが、例えばハガキを1,000枚送った場合は70,000円程度となります。

ダイレクトメールは用紙や形状で差別化を図ることが可能です。以下は、新茶の案内チラシと一緒に試供品を付けたダイレクトメールの一例です。試供品を付けることで、開封率を高め、購入を促すことができます。

ダイレクトメールは、紙封筒や中身が見えるビニール封筒、ハガキ、圧着ハガキなどさまざまな種類がありますが、開封率を高める工夫が必要となります。

(4)フリーペーパー・フリーマガジン

フリーペーパーとは、特定の読者層をターゲットにして定期的に発行される生活情報誌に企業の商品・サービスを広告宣伝する紙媒体です。フリーペーパーは、地域ならではの情報ターゲットが絞られた情報によって構成されており、ターゲットを絞って届けたい情報がある地域密着型の店舗で、飲食店、美容関連、住宅関連、イベント関連などの宣伝で効果や出やすいといわれています。また、折込チラシやポスティングと比較すると安価で多くの方に情報を届けることができるところも魅力です。

掲載料は媒体ごとに掲載する紙面やサイズなどにより異なりますが、例えば、10万部発行のフリーペーパーに掲載する場合、1ページで700,000円程度となります。なお、ページ数が多いものはフリーマガジンと呼ばれ区別されています。ラック設置、新聞折込、ポスティング、手配りなどによって無料で配布されています。

(5)雑誌広告

雑誌広告とは、定期的に発行される情報誌に企業の商品・サービスを広告宣伝する紙媒体です。雑誌それぞれには、一定の読者層が付いており、その読者層に向けた広告展開が可能となります。明確なターゲット層にアプローチできるため、商品やサービスのプランディングに向いているところが特徴です。

掲載料は、発行する媒体ごとの部数や掲載する紙面やサイズによって大きく異なりますが、例えば1ページに掲載し場合は500,000~2,500,000円程度となります。

(6)新聞広告

新聞広告とは、新聞の紙面に企業の商品・サービスを広告宣伝する紙媒体です。新聞には、ニュースを提供する社会的信頼性と公共性の特徴があります。新聞に広告を掲載することで、商品やサービス、企業の信頼性アップが期待できます。新しい商品・サービスの宣伝や企業イメージアップの宣伝で効果が出やすいといわれています。

掲載料は、発行する媒体ごとの部数や掲載する紙面やサイズによって異なりますが、例えば1ページで1,00,000~2,650,000円程度となります

新聞には全国紙と地方紙があります。全国紙に広告を掲載して宣伝することも可能ですが、地域で発行されている地方紙に掲載して、地域を絞って広告を掲載することできます。

以下は、総務省が調査をした「各メディアの信頼度」です。新聞の信頼度は、全世代で66.0%と他の媒体と比較して、最も高くなっています。年代別で見ると中高年層に信頼されている媒体といえます。

参考:総務省│令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

2. 紙媒体のメリット5つ

紙媒体には、それぞれの特徴やメリットがあります。紙媒体を広告宣伝で活用するメリットを5つについて解説します。

(1)情報の信頼性の高さ
(2)保存性の高さ
(3)ターゲットをセグメントできる
(4)記憶に残りやすい
(5)質感で差別化できる

(1)情報の信頼性の高さ

紙媒体の最大の特徴は、情報の信頼性が高いことです。媒体に掲載される広告は、媒体社、出版社などの発行元や配布を手配する折込会社、ポスティング会社が設けている審査基準を通った広告しか掲載できないからです。紙媒体の中で情報の信頼性がもっとも高いといわれているのが新聞広告です。企業のイメージアップや新しい商品やサービスの宣伝に向いています。発行元がしっかりとした媒体に広告を掲載することで、宣伝をする企業のイメージや商品・サービスの信頼性が高まることが期待できます。以下に、どのような業種が強みを生かしやすいのか一例を記載しました。

▼情報の信頼性の高さにより広告効果を期待できるケース

・通販業
・課題感:商品の認知が低く、Web広告ではイメージが良くない
・期待できる結果:新聞広告に切り替えたことで商品イメージが良くなり、問い合わせ数が増える

また、紙媒体は、簡単には修正できないという特徴があります。一度掲載するとモノとして残ってしまいます。だからこそ正しい情報を届けることが重要となります。新聞や雑誌などは、すでに掲載された広告に誤りがあった時は、間違いを訂正する目的で、訂正広告を掲載することがあります。

新聞広告の掲載基準は、日本新聞協会の「新聞広告掲載基準」に沿って各新聞社で設けられています。また、折込チラシも折込会社にて新聞広告掲載基準に沿って折込広告の取り扱い基準が定められています。

※静岡オリコミ│新聞折込広告取扱い基準

(2)保存性の高さ

紙媒体のメリットとして保存性の高さが挙げられます。紙媒体は、手元に残ることで、何度も見直すことができるため、ターゲットの記憶に残りやすくなります。直ぐには購入につながらない高額な商品・サービスの自動車販売や貴金属販売など、また検討期間が長い住宅関連や保険などの業種が向いています。以下に、どのような業種が強みを生かしやすいのか一例を記載しました。

▼保存性の高さにより広告効果を期待できるケース

・保険業
・課題感:保存性が低く、Web広告ではターゲットが検討した時の機会を逃していた
・期待できる結果:ポスティングに切り替えたことで、チラシを保管してくれたことにより、数カ月後に問い合わせあった

紙媒体で保存期間が一番長いのは雑誌です。また、フリーペーパー、ダイレクトメールやクーポン付きチラシなども一定の期間保存されています。

(3)ターゲットをセグメントできる

紙媒体のメリットは、雑誌やフリーペーパーなどの媒体によってある程度の読者層が決まっており、ターゲットをセグメントできることです。ターゲットに合った、紙媒体を選定することで、ターゲットにアプローチすることが可能となります。例えば、女性や若年層、ファミリー層などターゲットが明確な、美容関係やファンション、インテリアなどの業種が向いています。以下に、どのような業種が強みを生かしやすいのか一例を記載しました。

▼ターゲットをセグメントできることにより広告効果を期待できるケース

・美容業
・課題感:競合店が多いため、Web広告では狙ったターゲットに届いていない
・期待できる結果:女性向けフリーパーパーに切り替えたことで、狙ったターゲット層に宣伝が届くようになり、予約数が増える

また、マーケットデータを活用することで折込チラシやポスティングでターゲットが多く住んでいる地域に配布することが可能となります。

(4)記憶に残りやすい

紙媒体の情報は、読み手が一目で見るため、記憶に残りやすいといわれています。読み手が紙媒体を見たときに、お得な情報を一瞬で伝えることができれば、アクションの後押しをすることができます。例えば、特売情報や期間限定のキャンペーンなどの宣伝に向いています。以下に、どのような業種が強みを生かしやすいのか一例を記載しました。

▼記憶の残りやすさにより広告効果を期待できるケース

・学習塾業
・課題感:近隣に競合が多いため、Web広告では差別化が難しい
・期待できる結果:ポスティングを複数回実施することで、認知度を高めることができ、問い合わせ数が少しずつ増える

以下は、キャンペーン内容、特典などの伝えたい情報をまとめたジムチラシの一例です

伝えたい情報のメインとなるところは文字サイズや色で目立つように工夫がされています。このように情報を整理し、文字や色の見せ方を工夫することで記憶に残りやすく効果が高まります。

(5)質感で差別化できる

紙媒体のメリットとして質感で差別化できることが挙げられます。ポスティングやダイレクトメール、折込チラシは、紙のサイズ、紙の厚さ、素材・加工などを工夫することで視覚では得られない付加価値をターゲットに与えることができます。例えば、高額な商品・サービスや競合が多い商品・サービスでは、高級紙や変形サイズなどで差別化すると、ターゲットにより深く印象付けることができます。

以下に、どのような業種が強みを生かしやすいのか一例を記載しました。

▼質感で差別化できることにより広告効果を期待できるケース

・高額旅行ツアー業
・課題感:他のツアーとの差別化が難しく、Web広告では差別化できていない
・期待できる結果:質感が高い紙を使ったDMに切り替えたことで、商品イメージが良くなり、問い合わせ数が増える

チラシで主に使われる用紙はコート紙です。以下は色上質のエンボス加工された用紙です。紙質を変えることで、肌ざわりや風合いなどの質感が増すことで差別化が図れます。

3.紙媒体のデメリット4つ

紙媒体には、それぞれの特徴やメリットがありますが、紙媒体ならではのデメリットもあります。紙媒体のデメリットについて注意すべき点や改善する手法について解説します。

(1)情報量に限界がある
(2)情報を届けるまで時間が掛かる
(3)情報修正がしにくい
(4)効果測定が難しい

(1)情報量に限界がある

紙媒体は、媒体自体の紙面サイズや広告掲載できるスペースに限りがあるため、掲載できる情報量に限界があります。紙面に無理やり情報を詰めすぎてしまうとダーゲットに伝えたい情報が伝わりにくくなります。情報はできる限り整理してから、チラシに掲載することをおすすめします。以下に、どのような業種が弱みにより影響を受けやすいのか一例を記載しました。

▼情報量に限界があることが広告効果に悪影響を及ぼすケース

・美容業
・紙媒体に期待したこと:認知度が低いので施術方法について丁寧に説明し、サービスに対するイメージや理解度の向上を狙っていた
・想定される結果:施術方法について説明のボリュームが多くなってしまい、見づらい広告になってしまった。

以下は、美容院のキャンペーンにおいてチラシに掲載する情報を整理した一例です。チラシの目的、ターゲット、メッセージなどを明確にした上で、掲載する情報をまとめましょう。

▼美容院チラシに掲載する情報を整理した一例

(2)情報を届けるまで時間が掛かる

紙媒体は、媒体それぞれに納品や入稿締め切りが設定されています。さらに、事前に広告審査が必要になるため、読者に情報が届くまで時間が掛かります。以下は、情報を届けるまでに時間が掛かることにより影響を受けやすいケースの一例です。

▼情報を届けるまで時間が掛かることが広告効果に悪影響を及ぼすケース

・飲食業
・紙媒体に期待したこと:今すぐに人手が欲しくなり、求人冊子で告知したい
・想定される結果:広告制作に時間が掛かってしまい、入稿締め切りまでに間に合わなくなり、告知のタイミングが遅くなってしまった

以下は紙媒体ごとの納品や入稿締め切りの目安です。

媒体納品・入稿締め切り(目安)
ポスティング納品:配布開始日の5日前
折込チラシ納品:折込日の3日前
ダイレクトメール納品:お届け日の7日前
フリーペーパー(マガジン)入稿:発行日の7日前
雑誌入稿:発行日の14日前
新聞入稿:発行日の2日前

各媒体や発行元など納品・入稿締め切りが異なるため、事前にスケジュールを確認したうえで、余裕を持ってスケジュールを立てる必要があります。

(3)情報修正がしにくい

紙媒体は、紙面の内容を修正しづらく、間違った情報を掲載すると反響が落ちるだけではなく、信用を失うことにもなります。また、情報を修正するタイミングによっては、修正に追加費用が掛かるだけではなく、修正するのに時間が掛かってしまいます。以下に、この弱みにより影響を受けた一例を記載しました。

▼情報修正がしにくいことが広告効果に悪影響を及ぼすケース

・不動産業
・紙媒体に期待したこと:売主から不動産売却の相談があったため、チラシで宣伝することになった
・想定される結果:売主から価格変更の依頼があり、新しいチラシを作成して告知をするまで時間が掛かってしまった

例えばチラシの印刷が刷り上がったときに情報の間違いに気付いたときは、追加の印刷代が掛かってしまい、予定した配布日に配布することができなくなります。また、媒体によっては、原稿校了後はほとんど修正ができません。原稿確認は、第三者にもチェックしてもらうことで間違いを減らすことができます。

(4)効果測定が難しい

紙媒体は、細かな効果測定が難しく、効果を把握できないと効果が低い広告を出し続けるリスクもあります。逆に、Web媒体は、広告の表示回数やクリック数など、すべて数値として出てくるため、効果が可視化しやすいと言われています。以下に、効果の可視化が難しいことで影響を受けた一例を記載しました。

▼効果測定が難しいことが広告効果に悪影響を及ぼすケース

・衣料品業
・紙媒体に期待したこと:セールに合わせて、ポスティングとDMで集客を狙っていた
・想定される結果:どの媒体を見て来店したのか掴めず、次の施策が決め難くなってしまった

しかし、紙媒体でもクーポン券やチラシ持参の特典を付けることで効果測定が可能となります。また、QRコードやコールトラッキングなどの仕掛けをつくることでも効果を測定することができます。

【コラム】紙媒体はターゲットがしづらい?

紙媒体はWeb媒体と比べるとターゲティングがしづらいといわれています。Web媒体は、「どんな人に」「何に興味関心がある人に」など細かなターゲティングができる広告です。しかし、当社が提供しているポスティング・オリコミ・プランナー(POP)を使えばターゲット層に合わせた配布エリアの設定が、Web上でプランニングできます。

POPを使えば「年齢層」「性別」「世帯年収」など、およそ250種類の属性を選択することができ、さらに折込チラシやポスティングの配布計画まで一括してプランニングできます。POPの配布プランは以下4つのステップで簡単に設定することができます。配布計画策定の参考にしてください。
▼POPを使った配布計画方法

1.ターゲットの設定
2.配布条件の設定
3.配布地域の設定
4.シミュレーション結果の表示と再編集

▼ポスティング・オリコミ・プランナー

*参考:ポスティング・オリコミ・プランナー|トップ(2022年4月12日)

4.紙媒体とWebの併用が効果的

宣伝に紙媒体を利用するうえで、Web媒体への誘導は欠かせないものとなっています。紙媒体とWeb媒体のそれぞれの特性を理解して適切に組み合わせることで、ターゲットに深く印象づけることができます。理由は、スマホの普及により、読者が行動する前に調べるという行為を挟むようになったためです。以下では、それぞれのWeb媒体との併用について解説をします。

(1)LP(ランディングページ)との連携

LPの目的はアピールしたい商材の訴求を行い、見込み顧客に求めるアクション(コンバージョン)につなげることです。LPとの連携により、紙媒体では再現できない動画や掲載できなかった情報などで、読者にアプローチできます。例えば、「詳しくはWebで」とサイトに誘導をして動画やユーザーの声、イラストによるサービス紹介などを掲載して、アピールしたい商材の理解を促進します。

(2)申し込みフォームとの連携

読み手にとって、サービスの申し込みや問い合わせは、なかなか決断ができないものです。QRコードなどを使ってWebサイトの申し込みフォームに連携することで、申し込みなどのハードルを下げることができます。例えば、問い合わせや来店予約、資料請求、会員登録などの専用フォームを用意することをおすすめします。

(3)SNSとの連携

宣伝をしたいターゲット層によっては、SNSを併用することで効果を高める期待ができます。紙媒体からSNSにQRコードなどを使って誘導し、SNS上でシェアしてもらうことで拡散を狙います。例えば、若年層をターゲットとした飲食業、美容業、ファッション業、インテリア業などの業種での活用が効果を発揮します。

(4)分析の改善のサイクルの確立

紙媒体で接触した読み手をWebに誘導することで紙媒体では不得意だった、効果を定量的に評価することが可能となります。例えば、Googleアナリティクスやクーポンコードなどを活用することで、数値で結果が分かるため、次の効果的な戦略を検討することができるようになります。

5.まとめ

紙媒体とは、情報が紙に印刷された媒体のことです。紙媒体には紙ならではのメリット・デメリットがあります。広告の目的やターゲットによってはWeb媒体よりも紙媒体の方が高い効果が見込まれます。紙媒体の特性を理解した上で、媒体を選定していきましょう。

PoPin’では、チラシ広告初心者の方で、もっと概要寄りのデザイン作成やチラシ配布の方法について知りたい方のために、以下のような記事を用意しています。ぜひご覧ください。

▼「ポスティング・オリコミ・プランニング・インストラクター」内の初心者向け記事

 

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