DMとチラシの違いを徹底比較、基本的な作成手順も解説

DMやチラシは、既存顧客への商品案内や新店オープンの情報を発信したい方にはとても活用しやすい手段といえるかもしれません。ただ、どちらを使ったら良いのか悩む方も多いのではないでしょうか?

この記事では、DMとチラシの特徴や比較した際のメリット・デメリットについても解説しています。またDMとチラシの企画から配布までの手順や媒体選択のポイントについても紹介します。

1.DMとチラシの違いとは?

DMとチラシは、商品やサービスの宣伝手段としては効果の高い広告媒体として知られていますが、両者の最も大きな違いは特定の宛先を選べるか否かです。まずは、DMとチラシの用途や目的について解説していきます。

DMの特徴

DMとは「ダイレクトメール」の略で、はがきや封書などの郵便物やメールを直接個人や会社などに発送する宣伝ツールを指します。

DMは送付先を指定することで、狙ったターゲットに伝えたい情報を届けられることが特徴です。もちろん、不特定多数の方にDMを発送することも可能ですが、すでに購入実績がある顧客に対して、イベントやセール案内をする方がより効果を発揮できます。チラシよりも1通あたりの費用は高くなりますが、費用対効果は高くなる可能性があります

チラシの特徴

チラシとは「散らかすもの」が語源となり、メッセージを伝えるための印刷物を不特定多数に宣伝できるツールです。

チラシは新聞折込やポスティングとして利用されることが一般的です。配布する日程や地域を自由に設定できるため、お店のオープンやイベント案内などを近隣住民に告知するときに便利です。チラシはDMよりも安価で作成でき、コストを抑えながら広い地域に周知することができます

2.DMとチラシの違いを徹底比較

DMとチラシを配布する目的はどちらも集客や販売促進ですが、その効果は用途や配布条件によって違いが出てきます。以下では、「ターゲット」「目的」「コスト」「配布期間」「反応率」の5つの項目についてDMとチラシの有効性の観点から解説していきます。

DM比較チラシ
特定の人ターゲット不特定の人
既存顧客の再来目的新規顧客の集客
1部あたり63円~コスト1部あたり3.5円位~
1~4日程度配布期間1~7日程度
19~24%反応率0.1~0.3%

(1)ターゲットはDMが「特定の人」チラシが「不特定の人」

DMは自社の顧客情報の中から特定のターゲットを選ぶことができますが、チラシは特定の人に配布することができません。DMのターゲットはサービスや商品の購入実績がある人や自社のことを知っている「自社顧客」になります。一方、新聞折込やポスティングでチラシを活用する場合は地域を重視して配布するため、「不特定多数」の人がターゲットとなります。

(2)DMは「再来」チラシは「新規」が目的

DMの場合は自社のサービスや商品の購入実績がある人に対して、新商品などの紹介で「再来」を促進していきます。チラシの場合は新聞折込やポスティングを使って、新店オープンやキャンペーン情報を不特定多数に届けることで、「新規」顧客獲得を主な目的としています。宣伝効果を出すためには、このように目的に応じてDMとチラシ使い分けることが重要です。

(3)コストはチラシのほうが安価

1部あたりの配布コストは、チラシのほうが安く抑えられます。地域やサイズによって異なりますが、A4チラシを新聞折込で利用する場合1部あたり3.5円位から配布可能です。一方でDMの配布コストは、一番安く抑えるケースではがきを使用する63円です。封筒のサイズや重量が変われば100円以上になるケースもあります。両者を比較してみると、コストに非常に大きな差が生まれます。以下では、部数別にコストの違いを表にまとめました。

部数1,0005,00010,000
DM(はがき63円)63,000円315,000円630,000円
DM(A4封筒90円~)※90,000円450,000円900,000円
チラシ(新聞折込3.5円)3,500円17,500円35,000円

※価格はDM発送代行業者の一例です。発送地域や重量によって価格が変動する場合があります。 

(4)最短の配布期間はDMの郵送と新聞折込

DMの場合、近距離圏の郵送であれば最短で投函した翌日には顧客に届けられます。ただし、その分郵送は割高になる可能性が高くなります。発送料金を抑えたメール便を使った場合は通常3~5日程度の期間が掛かると言われています。ポスティングの場合は通常1週間程度の配布期間が必要で、数量や天候によってはそれ以上の期間が必要となる場合もあります。一方、新聞折込の場合は数量・天候に関係なく指定した日にちに一斉配布することができます。紙面内容に日にちや期間限定などを掲載する場合は、それぞれの配布期間を考慮して進める必要があります。

(5)DMのほうが反応率は圧倒的に高い

DMとチラシの反応率を比較するとDMのほうが圧倒的に高くなります。反応率とは、DMやチラシを見た人のうち、来店や問い合わせなど特定の行動(レスポンス)を起こした人の割合を表した数値です。

レスポンス件数÷部数×100=反応率(%)

そもそも、DMは既存顧客に対し興味・関心の強い情報を届けられる媒体で、一人ひとりの顧客の購買意欲をかきたて再来のきっかけにつなげやすいと言えます。チラシの場合は不特定多数に届けるため、読み手が自分に関係がないと判断したチラシは読んでもらえない可能性が高く、その分反応率が低くなりがちです。ただし、DMとチラシではターゲットや目的が異なるため、反応率だけで判断するのではなく目安としてお考え下さい。

3.DMとチラシの基本的な作成手順

ここからはDMとチラシの基本的な作成手順を紹介していきます。DMやチラシを作成したことがない人でも、それぞれのステップに沿って進めていけば、誰でも作成することができます。

DM作成の3つのステップ

STEP1|DMの企画を考える
STEP2|DMデザイン作成
STEP3|DMの印刷・発送

STEP1DMの企画を考える

まずは、DMの企画を考える上で重要な要素となる目的とターゲットを決めます。一般的にDMの目的は新商品の案内やイベント、キャンペーン、セール告知などです。そして、目的に応じた情報を送るターゲット候補を考え、購入履歴やサービスの利用実績から最も理想的なターゲットを導きます。

STEP2|DMデザイン作成

次に、企画に沿ったデザインを作成していきます。DMは「キャッチコピー」「挨拶文」「商品・サービス紹介」「ベネフィット」「特典」「お問い合わせ先」などから構成されており、必要な素材を事前に用意しておきましょう。また、このタイミングで「はがき」や「封書」などDMの形状についても考えておきましょう。

DMのデザインは、一般的にはイラストレーターやパワーポイント、ワードで作成します。レイアウトや素材は、無料のテンプレートサイトからダウンロードするのがおすすめです。デザイン性が高く種類も豊富なため、自分のイメージに合ったものに出会うことができます。

以下は無料テンプレートサイト「パワポン」のテンプレート例です。

*出典:パワポン|縦のデザインのチラシがつくれるテンプレート(2021年8月19日)

STEP3DMの印刷・発送

最後にDMの形状と用紙の種類を確定して印刷発注します。事前にDM企画のターゲットに合った発送リストを作成し、部数を算出しておきましょう。

1部あたりに複数枚の印刷物を発送する場合は、紙封筒やビニール封筒に入れる封入作業が必要になります。発送に関しては、郵便局や大手宅配業者、DM発送代行会社といったところを利用する方法があります。また、DM発送代行会社の場合はデザインから発送までワンストップで対応してもらえるメリットがありますが、作業内容や発送方法、料金に違いがあるので、しっかり情報収集してから活用してください。

以下はDM発送代行会社一覧サイト「アイミツ」の業者検索ページです。

*出典:アイミツ|全国のDM発送代行会社(2021年8月19日)

チラシ作成の3つのステップ

STEP1|チラシの企画を考える
STEP2|チラシデザイン作成
STEP3|チラシの配布計画を立てる

STEP1|チラシの企画を考える

チラシの場合もDM同様に、訴求するターゲットとチラシの目的を考えながら進めていきます。この部分をより明確化するために、「5W1H」を使って考えていくと進めやすくなります。「5W1H」とはWho(だれが)When(いつ)Where(どこで)What(なにを)Why(なぜ)How(どのように)の頭文字を取ったもので、情報整理に役立つ考え方です。チラシの企画を5W1Hに当てはめて考えることで、より具体的にイメージできるでしょう。チラシの完成イメージがこの段階で決まるため、チラシの良し悪しを左右する大事な作業です。

STEP2|チラシデザイン作成

次に、企画した内容をもとにデザインを作成していきます。チラシの構成は「キャッチコピー」「商品・サービス紹介」「ベネフィット」「特典」「お問い合わせ先」の5大要素が基本です。さらに、集客効果を上げるためにクーポンや割引券を活用する方法もあります。チラシの掲載に必要な情報や画像、地図などを事前に準備し、無料のテンプレートサイトを使って作成するのがおすすめです。

以下では、チラシデザイン作成の基本について紹介している記事を用意しました。ぜひ参考にしてみて下さい。

▼「ポスティング・オリコミ・プランニング・インストラクター」内の初心者向け記事 

STEP3チラシの配布計画を立てる

チラシの効果を最大化するためには、配布方法やエリア、部数をはじめとした配布計画を立てることが重要です。チラシの配布方法は、新聞折込、ポスティング、同梱媒体(地域情報誌への挟み込み)などが挙げられ、それぞれに得意とする条件があります。お店のオープン日やクーポン期限といった日にちの制限や、お店周辺や学区といった地域設定の制限がある場合は、それぞれに対応可能な新聞折込やポスティングの方が使いやすいでしょう。例えば、お店を中心として1度に3万部のチラシを配布する方法もあれば、地域を変えながら1万部を3回に分けて配布する方法もあります。また、チラシのターゲットが「年配層」の場合は新聞折込、「若者層」の場合はポスティングを使い、媒体の特性を理解し使い分けることをおすすめします。

以下では、新聞折込とポスティングの違いや、詳細について紹介している記事を用意させていただきました。

▼新聞折込とポスティングの特徴を比較

媒体新聞折込ポスティング
リーチ層新聞を購読世帯(主にファミリー層・高齢者層・高所得者層)新聞購読の有無に関わらずほぼ全世帯
(投函禁止宅は除く)
配布方法新聞店や折込会社の配布エリアに準ずる「●●町●丁目」「戸建て」「集合住宅」の限定配布も可能
配布期間指定した日に一斉配布1~2週間程度

部数や天候に左右される

コスト1部あたり3.4円位

(サイズや地域により異なる)

1部あたり5.5円位

(サイズや地域により異なる)

▼「ポスティング・オリコミ・プランニング・インストラクター」内の初心者向け記事

【コラム】ターゲットを絞ってチラシを配布する方法

新聞折込やポスティングは特定の人に配布することはできませんが、当社が提供しているポスティング・オリコミ・プランナー(POP)を活用すれば、ターゲットとなる属性が多く居住する地域にチラシを配布することはできます。属性データは富裕層や子育て世代向けのものから、居住別、支出別のものまで、およそ250種類の中から選択することができ、チラシのターゲットに適した組み合わせを設定することが可能です。

以下では、POPで利用頻度の高い「共同住宅」と「夫婦と6歳未満の子供から成る世帯」の2つの属性選択した場合の配布計画例です。

▼POPプラニング例

ポスティングで港区麻布十番を中心に3㎞商圏で設定した場合、配布部数は122,400部になりますが、属性を2つ設定すると23,500部に絞ることができます。カテゴリは最大5つまで、配布地域は2~10㎞まで選択が可能です。(2021年8月26日)

*参考:ポスティング・オリコミ・プランナー|配布計画

4.まとめ

DMとチラシの最も大きな違いは、特定の人に届けられるかどうかです。特定のターゲットを絞り込んでピンポイントで情報を届けることができるDMに対して、チラシは不特定多数に広く情報を届けることができます。DMとチラシの特徴をよく理解し、用途に応じて使い分けながら、最も効果的な広告物を作成することを目指しましょう。

☆チラシを検討している方に!
Web広告のように、ポスティング広告・オリコミ広告をデータで絞ってターゲティング配布。政府統計データに基づいて、「ポスティング・オリコミ・プランナー」があなたの見込み顧客属性の人が多く住んでいるエリアに優先配布するプランニングを行います。
Web上のサービスだから、いつでもどこでもポスティング広告・オリコミ広告のプランニング&発注が出来ます。減らそう無駄配布、増やそう広告効果。プランニングだけなら会員登録なしで行えます!
現在、対応エリアは静岡県、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県です。

↓↓こちらから↓↓