集客できるオープンチラシの簡単作成術|すぐに使える無料テンプレートも

新しくお店をオープンするにあたって、たくさんのお客さんに来てほしいし、地域のたくさんの方に自分のお店を知ってほしい。だからチラシで自分のお店をたくさんの方に告知したい。でも、作ったことがないし予算も限られているから、参考にするチラシのデザインや活用のポイントを知りたい。

そんな方のためにこの記事では、職種別のオープンチラシテンプレートを3つご用意しました。さらに、集客につなげるオープンチラシの作成ポイントを5つ解説しています。

1.【無料テンプレート】オープンチラシ3選

「オープンチラシ」は、お客様には興味を持ってもらうアイテム、お店にとっては集客を高めるアイテムとなります。飲食店、カフェ、美容室のオープン告知で使える無料テンプレートを用意し、それぞれの活用シーンや注意点を紹介していきます。

・飲食店
・カフェ
・美容室

 

飲食店

飲食店のオープンチラシの無料テンプレートをご用意しました。チラシ作りにご活用ください。

▼飲食店オープンチラシのテンプレート
※画像をクリックしてダウンロードしてください。

こちらは焼肉屋のオープンチラシです。このチラシは一目でわかる炭火焼肉の写真を大きく載せオープンの文字と日時も目立つようにしています。そして来店意欲が増すオープン記念のサービスも記載しました。

飲食店のオープンチラシを作成するときのポイントは視覚で来店意欲を増加させ集客につなげることです。ターゲットがチラシを見て「美味しそう」「食べたい」「お得」と思えるような写真を選びましょう。色々な種類の写真を載せてしまうと一目でわかりづらくなりインパクトに欠けるので、できれば1枚に絞ってしまうのがおすすめです。

カフェ

カフェオープンチラシの無料テンプレートをご用意しました。チラシ作りにご活用ください。

▼カフェオープンチラシのテンプレート
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こちらはカフェのオープンチラシです。美味しそうなドリンク・パンケーキの写真を載せオープンの文字と日時も目立つように記載してあります。こちらにはお得な「オープニング・スペシャル・セット」と無料クーポンを用意しました。

カフェのオープンチラシは、手に取った人におしゃれな雰囲気美味しいメニューをイメージしてもらって、来客につなげることが大事です。ターゲットがチラシを見て「おしゃれ」「美味しそう」と思ってもらうように店内の雰囲気がわかる写真や出来たての料理の写真を大きく掲載しましょう。メニューの載せすぎは情報が渋滞しておしゃれなイメージを損なうので注意しましょう。

美容室

美容室オープンチラシの無料テンプレートをご用意しました。チラシ作りにご活用してください。

▼美容室オープンチラシのテンプレート
※画像をクリックしてダウンロードしてください。

 

こちらは美容室のオープンチラシです。「美」をイメージして写真は綺麗な髪型と容姿のモデルにし、フォントはYu Gothicをベースとしています。全体的に茶系統の色でまとめることで統一感が増しチラシ全体がより美しく見えます。オープン記念プレゼントの写真も掲載し集客を狙います。

美容室のオープンチラシはリラックスできる空間綺麗になる自分を想像できるような要素が必要です。ターゲットがチラシを見て「美しくなりたい」「似合った髪型が見つかるかも」「美容室でリラックスしたい」と思ってもらうように写真を並べます。そして、文字は光彩や面取りを使用し、デザインは文字数を少なくシンプルにしておしゃれに仕上げましょう。色の数は3色までに抑えることがポイントです。あまり多くの色を使用すると統一感がなくなりおしゃれに仕上がらなくなるので注意しましょう。

2.オープンチラシの作成ポイント5つ

ここではオープンチラシ作成時の5つのポイントと紐づく注意点をご紹介していきます。どんな業種にも共通するポイントなので覚えておきましょう。

(1)ターゲットを絞り込む
(2)オープンならではの情報・特典を盛り込む
(3)店舗の基本情報を漏れなく記載する
(4)情報の詰め込み過ぎに注意する
(5)オープン日までに配布完了する予定を立てる

(1)ターゲットを絞り込む

オープンチラシ作成のポイントはターゲットを絞ることです。マーケティングリサーチとまでいかなくても、「誰が」「いつ」「誰と」「何のために」来店するかなどを想定しておくことが大事です。ターゲットの好みを想定し、デザインに盛り込むことで宣伝効果がアップします。下記は、ターゲットに沿ったチラシデザインの一例です。

▼ターゲットに沿ったチラシデザインの例

〈ケース1〉
20代女性が(誰が)休日に(いつ)一人で(誰と)ヘアカラーのために(何のために)来店を促すチラシ
→緊張を緩和しリラックス効果のある「茶」を基調とする
→髪がきれいに染まった若いモデルの写真を掲載する
〈ケース2〉
40代男性が(誰が)夕方に(いつ)家族と(誰と)高級焼肉を食べに(何のために)来店を促すチラシ
→上質で高級感のある「黒」を選ぶ
→家族で楽しめるようお肉だけではなく、サラダやドリンクのメニューも掲載する

ターゲットを複数設定してしまうと、チラシデザインにまとまりがなくなり逆効果になってしまいます。一人の顧客のことを詳しく考えてターゲット像を作りこんでいきましょう。

(2)オープンならではの情報・特典を盛り込む

オープン時にはターゲットの来店意欲が増すようにプレゼントクーポンといったお得な情報・特典を盛り込みましょう。「期間限定」「プレゼント」「無料」などのフレーズは、お得感が伝わりやすく来店意欲が高まり有効です。期間の設定には注意が必要で、長く設定したりすべてを安価に設定したりしてしまうと限定感・お得感が薄れてしまいます。

以下はサービス特典の一例です。チラシ作成時の参考にしてください。

サービス特典はサービスの内容、期間、利用方法などを記載します。サービス特典を記載する欄に必要な情報は、特別価格・割引・値引き、プレゼント、ノベルティ、お試し、無料などです。

(3)店舗の基本情報を漏れなく記載する

3つ目のポイントは店舗の基本情報を漏れなく記載することです。基本情報を漏れなく記載することによって「調べるのは手間がかかるから行くのをやめる」とか「場所や営業時間がわからないから行くのをやめる」といった集客の機会を逃すことを防ぎます。基本情報をただ記載すれば良いわけではなく、地図は見やすい大きさで載せ、その他の情報も整列させて見やすく掲載しましょう。

店舗の基本情報を以下にまとめましたので参考にしてください。

・地図
・営業時間
・連絡先(電話番号、メールアドレス)
・SNSアカウント

 

地図

まずは地図が必要となります。お店を知らない人にとっては分かりやすい地図がスムーズにお店へ足を運ぶ要因となります。チラシ読者からすると「お店がどこにあるのか」は気軽に行ける距離か・所要時間はどれくらいかなど想定するため大事な情報なのです。

※地図の作成方法については「チラシの地図の作り方は?無料ツール、シンプル・おしゃれな仕上げ方も」で詳しく解説しています。

営業時間

次に営業時間です。一口に営業時間と言っても、オープンする時間・閉店時間・ラストオーダー・定休日などがあります。チラシ読者が時間で困惑しないようにしっかり記載しましょう。

連絡先(電話番号、メールアドレス)

連絡先も重要な基本情報です。予約問い合わせを受けられるように連絡先を忘れずに記載しましょう。予約や問い合わせに対応することで集客や信頼につながります。

SNSアカウント

さらには、SNSアカウントに誘導すると継続的にコミュニケーションができるようになります。また、ホームページはスマホ対応サイトを用意しておきます。スマホでのホームページの検索は7割以上といわれているからです。さらに、ホームページの誘導方法はQRコードが効果的です。

※QRコード作成方法については「QRコード付きチラシで失敗する6つの理由!成功方法も紹介」で詳しく解説しています。

(4)情報の詰め込み過ぎに注意する

4つ目のポイントは情報の詰め込み過ぎに注意することです。詰め込み過ぎはチラシ読者に何をどうしてほしいのか定まらずチラシ読者にアピールしたい内容が伝わらなくなってしまいます。オープンチラシは、初めてお店を紹介するものなのでパッと見て何のお店か、何をアピールしたいのかが分かることが重要です。見込み顧客に必要な情報伝えたい要素を選んで掲載しましょう。

(5)オープン日までに配布完了する予定を立てる

オープンチラシ作成ポイントの最後は、オープン日までに配布完了する予定を立てることです。チラシを配布してチラシ読者の印象に残すためには、1週間前~前日の配布がおすすめです。配布完了日を前日に設定しそこから逆算して予定を立てましょう。

下記はチラシ配布までのスケジュール例です。ご参考にして下さい。

▼チラシ配布スケジュール例

【コラム】オープンチラシの配布計画

オープンチラシの配布計画にもこだわることがポイントです。エリアやターゲットを絞った配布を計画することで限られた予算で広告の効果アップが見込めるからです。例えば飲食店の場合、配布エリアは「一般外食の支出金額が多いエリア」や、「夫婦と6歳未満の子どもから成る世帯が多いエリア」。カフェや美容室なら「15歳以上の未婚女性が多いエリア」、「女性人口20~30歳が多いエリア」など、ターゲットとなる属性が多く居住する地域を狙ってチラシを配布することをおすすめします。

当社が提供しているポスティング・オリコミ・プランナー(POP)でターゲティング配布計画をした一例です。配布エリア設定を検討する際に参考にしてください。

▼POP(ポスティング・オリコミ・プランナー)プランニング例

ポスティングで港区麻布十番を中心に半径3㎞商圏で設定した場合、配布部数は122,400部になります。「一般外食」で属性を設定すると39,850部に絞ることができます。カテゴリは最大5つまで、配布地域は2~10㎞まで選択が可能です。(2021年6月23日)
*参考:ポスティング・オリコミ・プランナー|配布計画

3.まとめ

多くの集客を見込めるオープンチラシはテンプレートを使用し、ご紹介した5つのコツを押さえておけば誰でも一定のレベルのものを作ることができます。デザイン・サービス・見やすい情報を整理・工夫してターゲットの心を掴み、単なるオープン告知で終わらない集客につながるチラシを作成しましょう。

なお、この記事では「オープンチラシ」に特化したテクニックを中心に紹介しています。

POPin’では、チラシ広告初心者の方で、もっと概要寄りのデザイン作成やチラシ配布の方法について知りたい方のために、下のような記事を用意しています。ぜひご覧ください。

▼チラシデザイン作成の基本を知りたい方

▼ポスティング・新聞折込どっちがいい?など配布の仕方の基本を知りたい方

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